06/02/2026
米ぬかは畑だけでなく腸に撒きたい ~玄米食のすゝめ~
痩せた土地で家庭菜園を始めるとしたら、あなたはどうするだろう。①化学肥料を撒く、②落ち葉や枯木、野菜くず、米ぬかなど身近な有機物を撒く。
どちらでも作物は育つかもしれないが、違いは土の中に現れる。②の畑では多様な菌叢が育ち、害虫や病気に強くなる。一方①では微生物が育ちにくく、害虫が発生しやすいため農薬の使用を検討せざるを得ない。
デイビッド・モンゴメリー氏の著書『土と内臓』は畑の土と人の腸がともに多様な細菌に支えられた生態系であることを示した。
近代科学を支えた要素還元主義は農業と医療に成果をもたらしたが、肥料流出による環境破壊、農薬による生態系の崩壊、生活習慣病の増大、抗生剤の乱用による耐性菌問題など多くの問題を生み出してしまった。
解決の手始めとして玄米食を提案する。
私たちの主食である米は精米することで外皮や胚芽に含まれる食物繊維、ビタミン、ミネラルなど栄養のほとんどを失ってしまう。
全粒穀物の摂取はメタボ患者の腸内細菌叢に有益な変化を及ぼすことが無作為化比較試験で確認され、2型糖尿病,循環器疾患,がんなどの非感染性疾患のリスクの低下と関連していることが示されている。米ぬかは畑だけでなく、腸にも撒きたい。