04/02/2026
【研究成果】動物のオスは様々な方法でメスに求愛します。魚や鳥のカラフルな婚姻色や、虫やカエルの鳴き声、鳥やクモの求愛ダンスなどは求愛ディスプレイの代表例です。興味深いことに、急速な種の多様化が起きた分類群の多くで求愛ディスプレイも種間で多様化しています。求愛ディスプレイの多様化を伴う種分化はいかにして起きるのでしょうか?
このたび、生態遺伝学研究室の香川幸太郎研究員は、コンピューターを用いた進化のシミュレーションに基づいて「雑種形成と性選択の相乗効果が新たな求愛ディスプレイを持つ新種の形成を促進する」という理論を発表しました。本研究のシミュレーションでは、コンピューター上に生物を模しつつ単純化した「仮想の生物」を構築し、仮想生物の集団が性選択や遺伝子の突然変異を通じて進化する様子を再現しました。様々な条件設定の下で仮想生物を進化させるシミュレーションを行うことで、現実の生物にも一般化できる進化の法則やメカニズムを見出すことを目指しました。
北野研究室・生態遺伝学研究室の香川幸太郎・博士研究員の研究成果です。
https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2026/02/research-highlights_ja/rh20260105.html