24/04/2026
小沢眼科内科病院内科では、筑波大学附属病院内分泌代謝・糖尿病内科と共同で「高齢2型糖尿病患者における蓄尿推定蛋白摂取量とサルコペニア指標の関連に関する研究」を2024年に実施しました。
本研究は、2023年度日本病態栄養学会若手研究助成に採択され、研究代表者である松田高明医師(小沢眼科内科病院内科非常勤医師)、水谷正一医師、古川翔医師と筑波大学附属病院の共同研究者が協力して実施されました。
2025年11月10日に、松田医師が、令和7年度第30回茨城県医師会勤務医学術奨励賞を受賞したことをご報告しましたが(前回のお知らせページをリンク)、このたび新たに、2026年1月30日~2月1日に京都で開催された第29回日本病態栄養学会年次学術集会において、YIA(若手研究特別賞)を受賞しましたのでご報告いたします。
松田医師らを中心とする研究グループは、「高齢2型糖尿病患者を対象としたBDHQと24時間蓄尿検査に基づく栄養摂取量の比較検討:多機関横断観察研究」というテーマで研究成果を報告しました。
栄養素の摂取量を評価する方法には、過去1か月の食習慣に関する質問票に回答する食物摂取頻度法、24時間思い出し法、栄養士による聞き取り調査、血液や尿検査などの生体指標を用いる方法など、さまざまな手法があります。タンパク質、塩分、カリウムといった栄養素については、24時間蓄尿検査を行うことで1日の摂取量を比較的正確に推定できるとされています。一方で、24時間蓄尿検査は手技が煩雑であり頻回の実施が難しいことや、すべての尿を正確に蓄えることが難しいといった課題もあります。
そこで本研究では、「高齢2型糖尿病患者における蓄尿推定蛋白摂取量とサルコペニア指標の関連に関する研究」で得られたデータを用い、比較的簡便に食習慣を評価できる質問票であるBDHQと、蓄尿検査に基づく栄養素摂取量の推定値がどの程度一致するのかを検討しました。
本研究から明らかになった主な結果は以下の4点です。
1.タンパク質、塩分、カリウムの摂取量の相関は、相関係数で約0.3~0.4程度であった。
2.タンパク質は摂取量が増加するほど、BDHQの方が高く推定される傾向がみられた。
3.塩分は摂取量にかかわらず、BDHQの方が高く推定される傾向がみられた。
4.カリウムは摂取量が少ない場合にはBDHQの方が高く推定されるが、摂取量が増えるとBDHQの方が低く推定される傾向がみられた。
これらの結果から、食習慣調査票を用いて栄養素摂取量を評価する際には、24時間蓄尿検査に基づく推定値との間に一定の乖離が生じる可能性があることを理解したうえで活用することが重要であると考えられました。
松田医師らは、より簡便かつ正確に栄養素摂取量を評価できる手法の開発や、高齢者における栄養状態の実態把握、さらには骨格筋機能の維持に必要な栄養介入方法の確立を目指して研究を進めたいとしています。
最後に、本研究にご協力いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
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第29回日本病態栄養学会年次学術集会
YIA(若手研究特別賞)
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