02/01/2025
【ガソリンスタンド泡消火設備の点検業務】
2024年は香川県だけでなく県外のガソリンスタンドでも泡消火設備の法定点検を実施させて頂きました。
少し古い資料では報告されていないのを除けても年間約30件のガソリンスタンドでの火災報告があります。
その火災対策としてあまり知られておりませんがセルフ方式のスタンドには起動ボタンを押す事で給油機下部より泡消火薬剤が放出されて車輌火災を鎮火するシステムが危険物法上、義務設置されており、泡消火設備の点検を含めた適正管理が義務付けられております。
ガソリンスタンドなどの危険物施設は一般施設より甚大な被害が予想されるため消防法よりも上位法令に位置付けられた危険物法が適応となります。
皆さんが日頃から利用される危険物施設と言えばガソリンスタンドだと思いますが、このように適正管理する事で安心安全が担保されてます。
皆さんの安全管理、大丈夫ですか?
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最近、消防設備の点検や工事に関する問い合わせを頂く事が増えております。
『消防署の立ち入り検査で指導が来たんだけど、どうしたらいい?」や「点検してない消防設備、動くか見て欲しい」などなど…
消防設備の事で不安や不明な事があれば何なりと、ご相談ください。
【身近な危険物施設!ガソリンスタンドの実は・・・】
ガソリンが引火しやすく大変危険な物質であることは、既にみなさんもご存知だと思います。そんなガソリンを大量に取り扱っているガソリンスタンドで火災が発生した場合、「大爆発するのでは?」「周囲に燃え広がってしまうのでは?」と不安に思ったことはありませんか?
実は、ガソリンスタンドには、万が一の火災に備えて様々な設備が設けられています。今回は、その一部をご紹介します!
まず、ガソリンスタンドの周囲を見てください。
コンクリート等で造られた「防火塀」と呼ばれる高い塀が設けられています。これは、火災が発生した際の火炎や輻射熱等による被害の拡大を防止するためのものです。
また、セルフスタンドにある給油設備を見てみましょう。
その下方には、「泡消火設備」の泡放出口が設置されています。これは、給油中に漏えいしたガソリン等が静電気等により火災となった際に、泡消火薬剤を地面に向けて放出させて消火するものです。その起動は、監視室から従業員の方が起動スイッチを押すことにより放出する仕組みとなっています。
このようにガソリンスタンドには、火災に備えた設備等が設けられています。しかし、これらの設備等は、火災による被害を最小限に抑えるための設備であり、火災を発生させないことが最も大切であることは言うまでもありません。
特に、セルフスタンドで給油をする際は、「エンジン停止」「火気厳禁」「静電気除去」「燃料タンク以外への給油禁止」その他、掲示されている注意事項を守り、引き続き、安全に利用していただきますようお願いいたします。