
17/06/2025
第149回関東連合産科婦人科学会学術集会(6月14〜15日、東京・都市センターホテル)にて、当科から2つの発表・報告がありました。
岸美裕子先生は、一般演題として「卵巣茎捻転と卵巣内膜症性嚢胞破裂の臨床的特徴の比較」を発表しました。ともに急性の下腹部痛を呈し、診断・治療の判断が難しいこれらの疾患について、術前診断に有用な臨床的特徴を明らかにした発表は、救急対応や婦人科診療の実際に直結する内容として注目を集めました。
また、齋藤良平先生による「子宮内膜症合併妊娠の臨床的予後に関する多施設共同前向き研究」が、本学会の2024年度臨床調査研究助成に採択され、授与式が行われました(当日は所用により、指導医の高村先生が代理で出席)。
産婦人科の臨床力・研究力を深めたい方には、現場で得られるリアルな課題と研究機会に触れる好例となる発表内容でした。