14/12/2025
憧れの大先輩に会えた!
年の瀬の長野日帰り旅
師走の晴天に恵まれた寒い土曜日、長野の善光寺と北向観音に参拝してきました。
日本全国に点在する著名な観音霊場の古刹100カ寺を結願したら、そのお礼参りに行くのが善光寺と北向観音です。私はコロナ前に結願していたのですがなかなか行けず、数年前からの懸案事項だった旅のプロジェクトでした。
その旅のスタート地点、東京駅、上越新幹線下りホームでばったり櫻井よしこさんに遭遇!
彼女はハワイ大学の大先輩(学部は違いますが)で、日テレのキャスター時代からずっと変わらず私のロールモデルです。いつもエレガントでやさしい言葉遣いなのに、舌鋒鋭く世相を斬る、そのギャップに萌える知的な言論人、ジャーナリスト。分野こそ違いますが、私もあんな風に常にシャープに、いくつになっても社会とかかわっていたいと願っています。そんな櫻井さんと出会い、いきなりテンション爆上がり💛の中、上越新幹線に乗り込みました。軽井沢を過ぎたあたりから車窓の景色はどんどん山が近くなってきて、北アルプスの真っ白い山嶺に神々しさを感じているうちに終点長野に到着。
暗闇と光の深い意味
善光寺では百観音とのご縁に深謝、勤行の後、初のお戒壇巡り。胎内から誕生へ、または死から再生のメタファー・・・というより、停電中の迷路。行列で巡ったせいか、残念ながら正しい境地に至りませんでした。ホラー小説の舞台にもなっていたので期待値が上回ったのかもしれません💦
暗闇から光へのメタファーと言えば、以前ボストンに住んでいた頃、クリスマスの深夜に行われるミッドナイトマスという教会イベントに参加しました。教会に集った人々全員にろうそくが配られると、教会内はいったん照明をすべて消して真っ暗になります。暗闇の中、祭壇に1つの小さな希望の光のように、一本のろうそくに火が点され、その火は祭壇から場内の人へと伝えられます。一列目、二列目と、教会内が少しずつ明るくなり、光のリレーは最後列まで続きます。そして全員のろうそくに火が点いた時、教会全体が神聖な光で祝福される、厳かな喜びと連帯感に満たされます。揺れる無数のろうそくに照らされた人々の明るい表情は今でも心に刻まれ、クリスマスのたびに思い出されます。クリスチャンでなくても光を求める気持ちは皆同じ。闇が極まる冬至の季節に点すキャンドルには万人の心を動かす何かがあります。
観音菩薩のメッセンジャーへ
お礼参りに同行してくださった先達さんとも貴重なお話の時間を持てました。
得度のきっかけ、高野山修行の実情、出家生活の実際など、いつか僧侶となることをちょっぴり考えている私にとって、貴重な情報をたくさん聞けました。霊障について仏教の立場での考え方などについてもいろいろ質問でき、セラピストとしても参考になりました。
来年は西国巡礼路の大先達の資格達成を志す身としては、今まで通りセラピストと翻訳出版を続けながらサイドラインとして人々を巡礼路にご案内し、わかりやすく仏道を広めるというライフスタイルも楽しそうだなあ、と未来の可能性に思いを馳せた、そんな年の瀬の楽しい一日でした。
ちょっと早いですが、今年ヒプノサイエンスラボを訪れてくださった皆様、サイトにお立ち寄りくださった皆様に、心より感謝申し上げます。残すところ約2週間ですが、健やかで実り多い締めくくりとなりますように。どうぞ良いお年をお迎えください。