
23/08/2025
本日は二十四節気の処暑ですね。
日中は酷暑が続いておりますが、暦の上では秋に入ってきています。
身体も秋仕様に変わっている所のこの暑さとのギャップが、自律神経を乱し
夏バテの原因になっています。
ここで、この時期の養生についてお伝えします。
●処暑の中医学的な養生
処暑は夏の暑さが和らぎ、少しずつ秋の気配が感じられるようになる時期です。中医学では、この季節の変わり目は体調を崩しやすいとされており、適切な養生が大切になります。
1. 脾と胃をいたわる
中医学では、処暑の時期は湿気が多くなり、脾胃(消化器系)に負担がかかりやすいと考えられています。湿邪(湿気による邪気)が体内に溜まると、食欲不振や下痢、体が重くだるいといった症状が出やすくなります。
食事のポイント: 湿邪を体外に排出し、脾胃の働きを助ける食材を取り入れましょう。
おすすめの食材:
穀物: ハトムギ、緑豆
野菜: 冬瓜、ヘチマ、キュウリ、トウモロコシ
豆類: 小豆
避けるべきもの: 常々お伝えしておりますが冷たい飲み物や生もの、油っこいもの、甘いものは脾胃の負担になるため過剰に撮るのはお控えください。
2. 肺を潤す
処暑から秋にかけては空気が乾燥し始め、肺に影響を与えやすくなります。肺は乾燥を嫌うため、養生を怠ると空咳や喉の乾燥、便秘などの症状が出ることがあります。
食事のポイント: 肺を潤す作用がある食材を積極的に摂りましょう。
おすすめの食材:
果物: 梨、ぶどう、柿
根菜: れんこん、山芋
その他: 白きくらげ、百合根、はちみつ
3. 早寝早起きと適度な運動
夏の暑さで消耗したエネルギーを回復させ、秋の準備をする時期です。夜は少し早く寝て、朝は太陽の光を浴びながら起きることで、体のリズムを整えましょう。また、激しい運動は避け、ウォーキングや太極拳など、汗をかきすぎない程度の適度な運動を続けることが大切です。
4. 感情を穏やかに保つ
季節の変わり目は、自律神経が乱れやすく、イライラしたり、憂鬱になったりしやすい時期でもあります。深呼吸や瞑想、好きな音楽を聴くなど、心穏やかに過ごせる時間を作りましょう。
この時期の養生は、夏の疲れを癒し、来るべき秋を健やかに迎えるための重要なステップです。ご自身の体と向き合いながら、無理のない範囲で取り入れてみてください。
漢方・鍼灸サロン ブリーズ
院長 西村昌彦
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