
24/05/2024
※アウトプット用
【軟口蓋にある5つの筋群】
①口蓋帆張筋
(こうがいはんちょうきん)
耳管を開ける(三叉神経支配)
②口蓋帆挙筋
(こうがいはんきょきん)
口蓋帆を後上方に引く
軟口蓋を挙上させる
③口蓋咽頭筋
口蓋帆を下制して咽頭を収縮
④口蓋舌筋
舌背を挙上
⑤口蓋垂筋
口蓋垂を短縮し上方に引く
―――
①の口蓋帆張筋だけ三叉神経支配領域でそれ以外の②~⑤は迷走神経由来の咽頭神経支配(ちなみに迷走神経は副交感神経)
口蓋帆張筋の役割りとして耳管を開くとあるが、支配神経が三叉神経ということで顎関節周りの神経支配と同じである
そのことから顎関節周りの構造及び、筋骨系を含めたさまざまな組織と大きく関わることがわかる
この口蓋帆張筋に自らの身体を使って鍼を刺入してみたが耳の奥が解放されて顎周りの筋肉群が緩む感覚があった
また唾液腺が刺激されたことにより唾液の分泌量がすごいことになる
耳管開放症、耳管狭窄症の両者の病態の違いの経緯は考察中であるが口蓋筋群の過緊張を取ることで全員とはいかずとも一定の効果を出せる手ごたえを感じている
ただあくまで鍼は対症療法になるので、再発予防のために食いしばり、軟口蓋および舌が下がると言った原因除去をおこなった生活指導を伝える必要がある