27/01/2026
腰椎分離症とコルセット
腰椎分離症の患者さまや、ご家族の方から
「なぜコルセットを着ける必要があるのですか?」
というご質問をよくいただきます。
腰椎分離症に対して処方される硬性コルセットは、
堅牢な見た目から敬遠されがちですが、治療においてとても重要な役割を担っています。
腰椎分離症の治療でコルセットを装着する主な目的は、
「患部の安静(固定)」 と 「骨の癒合(くっつくこと)の促進」 です。
具体的には、次の3つの役割があります。
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① 腰椎の動きを制限する
腰椎分離症は、腰の骨(椎弓)が疲労骨折を起こしている状態です。
体を反らす・捻るといった動作は、骨折部位に大きな負担をかけます。
コルセットでしっかり固定することで、骨折部位の動きを抑え、
炎症の鎮静や痛みの軽減につながります。
② 骨の癒合を助ける
特に成長期の初期段階では、数か月間コルセットで固定することで、
離れた骨が再びくっつく可能性があります。
この「治癒」を目指す大切な期間において、
コルセットはギプスに近い役割を果たします。
③ 体幹の安定と腹圧の維持
コルセットを装着することで腹圧が高まり、
腰椎が内側から支えられます。
その結果、背骨にかかる負荷が分散され、腰への負担が軽減されます。
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【注意点】
治療の段階によっては、
完全に固定する硬性コルセットから、動きやすさを重視した軟性コルセットへ
移行する場合もあります。
医師の指示なく装着を中断すると、
骨がくっつかなくなる(偽関節になる)リスクがあります。
装着期間や使用方法は、必ず専門医の判断に従いましょう。
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義肢工房 ゆい
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