登美ヶ丘治療院

登美ヶ丘治療院 『すべては、患者様の為に』
登美ヶ丘治療院では、
中国医学での「統合・補完・代替医療」を日本でも実現するため、地域医療機関と連携し「地域統合医療」を実践しています。
登美ヶ丘治療院で、治療対応に当たる全てのスタッフは、国家試験に合格し、厚生労働省認定の国家資格保持者です。 鍼師

「十二原(12の原穴)」とは、手首と足首の関節近くの12経脈にそれぞれ1つずつあり、その経絡の機能を象徴するような重要な経穴(ツボ)です。気血(気:生命エネルギー、血:血液や体液)は、五臓六腑(内臓)に、それぞれの経絡を通じて流入しますが、...
26/08/2025

「十二原(12の原穴)」とは、
手首と足首の関節近くの12経脈にそれぞれ1つずつあり、その経絡の機能を象徴するような重要な経穴(ツボ)です。

気血(気:生命エネルギー、血:血液や体液)は、五臓六腑(内臓)に、
それぞれの経絡を通じて流入しますが、「原穴」には、特に元気(=原気:最も基本的に重要な気で、両親から受け継ぐ先天的な元気と、
飲食物を介して得る後天的な元気がある)が注入し、集まっているため、「原穴」への鍼治療で、元気を調節することが可能で、各内臓の諸症状改善に大変有効です。

例えば、太衝穴(たいしょうけつ)は、女性に多く見られる、精神的ストレスから引き起こる、イライラ、憂鬱、落ち込みなどや、肩こり、頭痛、便秘、生理不順など気の流れがスムーズでなくなったときに起こる緒症状に大変効果がある経穴(ツボ)です。

私の恩師である中国の李世珍老師は、肝経の「原穴」であるこの太衝穴をよく治療で使っていたのをよく覚えています。

皆様もストレスで、気分が晴れないときなどに、太衝穴を強く擦るように押して、原穴の調節作用で少し楽になると思います。

「中国医学は、古くて最も新しい医学なのです」

#奈良 #鍼灸 #漢方 #マッサージ #イライラ #ストレス #不安 #肩こり #頭痛 #便秘

「薬味」を辞書で調べると、「食物に加えて、風味を増し食欲をそそらせるもの。大根おろし・生姜・ワサビ・からし等」とありました。薬味の「薬」という漢字は、もともと中国医学で使われていた言葉に由来しますが、日本では、室町時代に「加薬」という言葉が...
24/08/2025

「薬味」を辞書で調べると、
「食物に加えて、風味を増し食欲をそそらせるもの。大根おろし・生姜・ワサビ・からし等」とありました。

薬味の「薬」という漢字は、もともと中国医学で使われていた言葉に由来しますが、日本では、室町時代に「加薬」という言葉が生まれ、生姜などが「薬味」として料理に使われていました。

江戸時代には、ネギや山椒なども「加薬」と呼ばれるようになり、料理に広く使われるようになり、その後「薬味」と呼ばれるように変化していきました。

中国医学における「薬味」とは、中国最古の薬物学書である『神農本草経』に記載されている医学用語で、薬の「五味」を指します。

五味とは、甘味、酸味、苦味、辛味、鹹味(塩味)のことで、それぞれの味が持つ薬効を意味します。

薬の「五味」と同様に、食べ物も五味に分類し、「医食同源」の薬膳的な考えから、体質や病状に合わせて「五味」を食事に取り入れることで、健康に良い影響を与え、治療や予防に役立てられています。

中国では、同じ「薬味」という漢字でも意味は全く違います。ですから、中国料理では、生姜や山椒を「薬味」とは呼ばず、普通に味付けとして多く使われています。

また、「陰陽五行」の薬や食べ物の分類「五味」以外には、「五性」があります。「五性」とは、熱性、温性、平性、涼性、寒性のことで、それぞれの性質が持つ効能を意味します。

日本の「薬味」と呼ばれる大根おろし・生姜・ワサビ・からし等は、「五性」では、身体を温める性質の温性、熱性の食材と分類されています。

なので、寒性の食べ物である、刺身、冷菜、そうめん、そば等と食べる際に胃腸が冷えすぎないように「薬味」を加える習慣は、中国医学的な養生の考えがベースにあるのです。

○中国医学(薬膳)における五性
熱性:身体を強く温める性質(唐辛子、シナモン)
温性:身体を温める性質(生姜、ネギ、ニラ)
平性:温める、冷やすどちらの性質も持たない(米、大豆)
涼性:身体を冷やす性質(キュウリ、トマト)
寒性:身体を強く冷やす性質(スイカ、ハマグリ)

#奈良 #鍼灸 #針治療 #東洋医学 #医食同源 #漢方 #薬味 #夏 #夏レシピ #生薬

こんにちは!登美ヶ丘治療院の中村です。登美ヶ丘治療院には「めまい」の症状を訴える患者様が、たくさんご来院されますが、「めまい」の原因は様々です。「めまい」症状は、中国医学の診断では、・【肝火上炎】・【陰虚陽亢】・【脾心両虚】・【気血不足】・...
21/08/2025

こんにちは!
登美ヶ丘治療院の中村です。

登美ヶ丘治療院には「めまい」の症状を訴える患者様が、たくさんご来院されますが、「めまい」の原因は様々です。

「めまい」症状は、
中国医学の診断では、
・【肝火上炎】
・【陰虚陽亢】
・【脾心両虚】
・【気血不足】
・【腎精不足】
5つのタイプに分類されます。

僕が、担当させていただいた患者様に、
・最近、仕事でのストレスが増えた。
・普段は、問題ないが職場に着くなり「めまい」が起こる。同時に「キーン」という高い耳鳴りも起こる。
・頭痛(両側のこめかみ辺り)。
・最近、眠りが浅い。
などの症状に困り、ご来院された方がおられました。

今回の「めまい」の原因を診断すると【肝火上炎】タイプだと考えられます。

なぜかというと、
過度なストレスによって「肝」の※「疏泄作用」が損なわれ、「肝気」が滞ってしまい、「肝気」が鬱結した状態が、長期化した結果、滞った「肝気」が熱を帯び、火の性質を持つようになり、「肝火」と変化して、上昇してしまい、今回のように身体の上部にある頭部に様々な症状が現れたのだと考えられます。

※「疏泄作用」とは、
『「肝」の全身の気、血、津液の流れをスムーズにし、全身の機能を調節する作用』

仕事のストレスなどは溜め込まず、適度に発散することが健康には望ましいのですが、なかなか、忙しい毎日で、簡単ではありません、、、😓

もしも、この患者様の様に症状が起こってしまった場合には、中国医学の治療がオススメです。

病院では、いろいろな科で、診断を受け、それぞれの治療が必要ないろいろな症状に対しても、
体質からタイプ分けをして、根本原因から治療する中国医学治療だと1種類の漢方薬や鍼灸治療で、改善するケースも、とても多いからです!!

#奈良 #鍼灸 #針治療 #漢方 #マッサージ #ストレス #不眠 #耳鳴り #難聴 #めまい #東洋医学

【花火の起源と中国】花火の起源は、古代中国、漢の時代までさかのぼります。その頃は竹を火の中に入れると爆発する現象を利用した「爆竹」が、魔除けや儀式に使われていました。唐の時代に道教の道士(錬丹術師)たちが、不老不死の霊薬を作ろうと試行錯誤し...
20/08/2025

【花火の起源と中国】

花火の起源は、古代中国、漢の時代までさかのぼります。その頃は竹を火の中に入れると爆発する現象を利用した「爆竹」が、魔除けや儀式に使われていました。

唐の時代に道教の道士(錬丹術師)たちが、不老不死の霊薬を作ろうと試行錯誤していたとき、偶然に硝石、硫黄、木炭を混ぜて加熱する過程で、火薬の原型となる物質を発見したと言われています。

火薬が発明されたことで、「爆竹」は、竹を燃やす代わりに、火薬を詰めた竹筒を爆発させるようになり、さらに、火薬を使った花火の原型が作られるようになりました。

その後、花火は、中国の伝統文化として、祭りや祝い事、邪気を払う目的で使われ、今日まで発展してきました。

【花火大会と中国医学】
花火大会の観覧は、西洋医学的には、心身がリフレッシュされ、オキシトシン、セロトニン、ドーパミンなどの神経伝達物質の分泌が増加し、ストレス軽減効果が期待できます。

中国医学では、花火でバランス良く五感を刺激されることが、気の滞りを解消し、体内の気の巡りを良くし、気血の流れが改善され、健康に良い影響を与えると考えられます。

#奈良 #鍼灸 #針治療 #漢方 #中国 #歴史 #花火 #夏 #祭り

【長夏(ちょうか)】中国医学には五行学説という考え方があり、その中で季節にも、5つの五季という分類があります。そのため四季(春・夏・秋・冬)に加えて、もう一つ「長夏(ちょうか)」があります。8月は、「長夏」の季節に当たり、夏から秋へと移り変...
13/08/2025

【長夏(ちょうか)】

中国医学には五行学説という考え方があり、その中で季節にも、5つの五季という分類があります。

そのため四季(春・夏・秋・冬)に加えて、もう一つ「長夏(ちょうか)」があります。

8月は、「長夏」の季節に当たり、夏から秋へと移り変わる時期とされていますが・・・・、
立秋(8月7日)を過ぎても猛暑は続き、さらに最近は大雨が降ったため、湿度も異常に高い日が続いています。

暑さによる「暑邪(しょじゃ)」と、湿度による「湿邪(しつじゃ)」が体調不良の原因となりやすい気候です。

暑さから汗を多くかくことで水分が失われるため、体内の水分やエネルギー(気)が消耗しやすく、こまめな水分補給などの注意が必要です。

さらに、海に囲まれた日本は、もともと湿度が非常に高いため、「湿邪」の影響を受けやすく、特に湿気を嫌うとされる胃腸は、消化吸収機能も低下しやすくなります。

そのため、消化の良いものを食べ、冷たいものの摂りすぎに気を付けるなど、適切な夏の養生が大切です。

中国医学の栄養学では、冬瓜のスープ(体内の熱を冷まし、水分補給の作用がある)、緑豆入りお粥(胃腸の働きを助け、余分な水分を排出、消化が良く、胃腸を整える)、西瓜(身体を冷やし、熱を下げ、水分代謝を促す)などを積極的に摂り、「長夏」の時期を夏バテにならないよう食養生で乗り切りましょう。

#奈良 #鍼灸 #針治療 #夏 #夏バテ #熱中症 #水分補給 #対策 #湿気 #湿度

【慈善団体が薬物依存症治療における鍼治療の効果を報告】(イギリスBBCニュース2012年12月13日)『イギリス・ウィルトシャー州のLOTO(宝くじ)基金の資金で運営されている薬物依存症患者に対する鍼治療の支援プログラムで、600人以上の薬...
07/08/2025

【慈善団体が薬物依存症治療における鍼治療の効果を報告】

(イギリスBBCニュース2012年12月13日)
『イギリス・ウィルトシャー州のLOTO(宝くじ)基金の資金で運営されている薬物依存症患者に対する鍼治療の支援プログラムで、600人以上の薬物依存症患者を治療したと、ある慈善団体「ニュー・ハイウェイ」が発表した。

慈善団体は、過去2年間、10カ所のセンターで鍼治療と生活指導を組み合わせた代替療法を用いて、依存症患者を支援してきた。

同団体によると、鍼治療は再発防止と不安軽減に非常に役立ったという。

しかし、“NHS(国民保健サービス)は、薬物依存症治療における鍼治療の有効性を証明する十分な証拠がないと述べている”*』

 中国医学の治療(鍼灸治療、漢方薬)では、薬物依存症患者の「抑うつ気分、イライラ、過眠、不眠、手の震え、集中力の低下、食欲減退、増幅幻覚」などの症状に対し、
清熱解毒(体内の熱を冷まし、毒素を排出)、扶正祛邪(正気の働きを助け、邪気を取り除く)、止痛通気(痛みを鎮め気の流れを良くする)、利尿排毒(体内の余分な水分や老廃物、毒素を尿として排出)等の治療作用で、全身の気と血の流れをスムーズにし、中枢神経系の障害や乱れを調節し、身体から自然に解毒し、身体全体の免疫機能を強化し改善させていきます。

*直接的に薬物依存症に鍼治療が有効というより、薬物使用や依存から起こる、様々な身体的症状や精神的症状に対して中国医学の治療は効果を発揮すると考えられます。 

【余談】
1週間程前、Ozzy Osbourne(オジー・オズボーン)が亡くなりました・・・。
Ozzy Osbourne は、1970年代後半から1980年代初頭にかけてドラッグに溺れていた時期があります。残念ながら、その頃のイギリスでは、薬物依存症治療に対する鍼灸治療は、まだ行われていませんでした。鍼灸治療なども併用し、もっと早く薬物を克服できていれば、Ozzy Osbourne は、もっと長生きできていたかもしれません・・・。
2025年7月5日にイギリスのバーミンガムで開催されたBlack Sabbath(ブラック・サバス)の再結成ラストライブ「Back to the Beginning」と共にOzzy Osbourneはレジェンド(伝説)になりました。
Rest in Peace Ozzy Osbourne

#奈良 #鍼灸 #針治療 #漢方 #薬物 #ドラッグ

2000年も前の中国最古の医学書『黄帝内経』には「上工治未病、下工治已病」=「優れた医者(上工)は、病気になる前の段階(未病)を治し、普通の医者(下工)は、病気を発症した段階(已病)を治す」と記載されています。真の名医は、病気の予防に重点を...
06/08/2025

2000年も前の中国最古の医学書『黄帝内経』には「上工治未病、下工治已病」=「優れた医者(上工)は、病気になる前の段階(未病)を治し、普通の医者(下工)は、病気を発症した段階(已病)を治す」と記載されています。

真の名医は、病気の予防に重点を置き、病気になる前の段階で対処することで、健康を維持するという意味です。

このように中国医学では、遙か昔から「未病を治す」ことを念頭に置き、未だ病気になる前、或いは罹り始めに治し悪化させないことを重視し続けてきました。

現代社会では、生活習慣病の増加や高齢化が進むにつれて、未病対策の重要性が高まっています。

未病の段階で適切な治療や生活習慣の見直しを行うことで、健康寿命を延伸し、医療費や介護費の削減にもつながります。

中国医学治療(鍼灸治療、漢方薬)は、未病の段階で治療を行うことで、病気の進行を防ぎ、健康を維持することができる「予防医学」の分野で、世界の注目を集めています。

【夏期の未病を防ぐ養生法】
夏は、暑さによる発汗や冷房の使いすぎで体内の水分バランスが崩れ、血液がドロドロになり「瘀血(おけつ)」(血行不良の状態)症状が起こりやすいです。「瘀血」になると、肩こりや頭痛、冷え、むくみ、肌荒れなどの不調が起こります。

夏の「瘀血」を予防改善するためには、水分補給、冷房の温度を適度に保ち身体を冷やし過ぎない、冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎに注意し、適度な運動で血行を促進しましょう。

「中国医学は、古くて最も新しい医学なのです」


#奈良 #鍼灸 #針治療 #中国 #東洋医学 #未病 #医学書

暑い夏、スイカは日本人にとって欠かせないほどよく食べられている果物です。スイカの原産は、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯で、紀元前4000年代には既に栽培されていたと言われています。スイカの日本漢字は、中国語の西瓜(シーグァ)が由来で、...
31/07/2025

暑い夏、スイカは日本人にとって欠かせないほどよく食べられている果物です。

スイカの原産は、熱帯アフリカのサバンナ地帯や砂漠地帯で、紀元前4000年代には既に栽培されていたと言われています。

スイカの日本漢字は、中国語の西瓜(シーグァ)が由来で、全く同じ漢字表記の「西瓜」です。また、日本語のスイカという読み方(発音)は、平安時代に中国から伝わった「シーグァ」が、唐音(音読み)で「スイカ」となりました。

中国では、スイカは夏の暑さによる“身体のほてり”をしずめ、“喉の渇き”を解消する果物というだけでなく、漢方薬としても使われており、以下の作用があります。

―中国医学「西瓜の効能」―
① 「清熱=身体の熱を冷ます作用(夏の暑さによるほてりや発熱、口内炎などに有効)」

② 「利尿=尿の排出を促進する作用(むくみや体内の余分な水分を排出する効果がある)」

③ 「解暑=体内の余分な夏を取り除く作用(夏の暑さによる不快感やだるさを解消する)」

④ 「生津=津液・体液を生み出す作用(喉の渇きを潤し、体液の不足を補う効果がある)」

また、西瓜の果肉は、「天然の白虎湯*」とも言われ、西瓜の皮は「西瓜翠衣」と呼ばれ、利尿作用に優れているとされています。また、今の中国では、西瓜が含まれた漢方薬といえば、西瓜霜潤喉片というトローチが最も一般的です。

*白虎湯(びゃっことう)は、漢方薬の一種で、石膏 (セッコウ)、知母 (チモ)、粳米 (コウベイ)、甘草 (カンゾウ)の生薬で構成され、身体の熱を冷まし、口の渇きやほてりを鎮める効果があります。本当に西瓜と同じ効果です。

 西瓜を食べて、暑い夏に体調を崩さないように、健康維持に努めましょう!

#奈良 #鍼灸 #針治療 #夏 #夏バテ #猛暑 #熱中症 #咳 #スイカ #西瓜 #フルーツ #旬

こんにちは。登美ヶ丘治療院の中村です!僕は、毎週一回、救護施設へ登美ヶ丘治療院から出張治療に伺っています。その際に、施設利用者の患者さんから「夜になると足の痛みで起きてしまい、辛いんです....」との相談がありました。詳しくお話を聞くと、ど...
27/07/2025

こんにちは。
登美ヶ丘治療院の中村です!

僕は、毎週一回、救護施設へ登美ヶ丘治療院から出張治療に伺っています。
その際に、施設利用者の患者さんから「夜になると足の痛みで起きてしまい、辛いんです....」との相談がありました。

詳しくお話を聞くと、どうやら2週間前に転倒し、足を負傷した事が原因のようです。
転倒直後は、患部の足の腫れや痛みもひどかったのですが、ここ最近は、「腫れは引いたのに、まだ足が痛むんで困っています...」とのことでした。

もう少し問診を進めると、患者さんは、着圧ソックスを一日中履いて生活する習慣があるという事が分かりました。

確かに痛みの引き金となったのは、転倒時の負傷なのは明らかなのですが、
おそらく、一日中履かれている着圧ソックスが、現在も残る足の痛みの要因なのではないか?
と考えるに至りました。

負傷時の打撲から、患部の筋組織の損傷や毛細血管から内出血が起こると【瘀血(おけつ)】発生原因となります。
また、着圧ソックスは本来、むくみの軽減を目的として使用されますが、一日中という長時間の着用は、必要以上に過剰な圧力をかけ続けてしまい、足全体の血流を悪くさせて、回復を遅らせてしまっているとも考えられます。

そこで、今回のようなケースでは、悪くなった血流を改善するために、まず着圧ソックスの着用をしばらく止めいただき、
さらに、患部の血(けつ)の巡りを良くするために【活血化瘀(かっけつかお)】という治療法則に基づいて、中国医学の治療法(鍼灸治療、漢方薬、推拿マッサージ)で治療することで根本的に改善させます。
また、次回の治療までの間、セルフケアとして、患部を御自身でホットタオルなどで温めて頂き、血行を促進させることで、夜間痛の軽減や早期の回復が見込めます。

ご自身で健康のために行われている習慣でも、場合によっては逆効果の場合もあります。
いろいろな健康法などに対して、ご自身で判断が難しい場合には、健康のプロである僕達に、是非ご相談していただければ嬉しいです!
😊

#奈良 #鍼灸 #針治療 #セルフケア #体質改善 #着圧ソックス #むくみ #冷え #マッサージ #骨折 #打撲 #怪我

「中国で夏に最も売れる漢方製剤」藿香正気水(かっこうしょうきすい)は、漢方薬の一種で、特に夏風邪や夏バテ、食あたり、二日酔いなどに用いられます。胃腸の調子を整え、体内の湿気を排出し、解熱や吐き気、下痢を鎮める効果があります。この漢方薬の味は...
22/07/2025

「中国で夏に最も売れる漢方製剤」

藿香正気水(かっこうしょうきすい)は、漢方薬の一種で、特に夏風邪や夏バテ、食あたり、二日酔いなどに用いられます。

胃腸の調子を整え、体内の湿気を排出し、解熱や吐き気、下痢を鎮める効果があります。

この漢方薬の味は、強烈で、さらに液状ということもあり服用しにくいのが特徴で、中国では藿香正気水の味は誰もが知っています。

日本で、正露丸の匂いを誰もが知っているのと同様です。現在は、ソフトカプセル形状の藿香正気水があり、随分服用しやすくなりました。

藿香正気水の特徴として、完全に乾燥させてしまうと薬効が落ちる生薬が含まれています(なので中国では液状)。日本でも、藿香正気散は薬局で入手できるのですが、日本の粉状のものは、少し効果が弱いです(それでも症状がひどくない場合には有効)。

【藿香正気水】
○成分
藿香、紫蘇葉、白芷、半夏、陳皮、厚朴、茯苓、白朮、桔梗、生姜、大棗、炙甘草など
○効果
解暑(げしょ):夏の暑さによる体調不良を改善。
化湿(かしつ):体内の余分な水分を排出し、むくみや下痢を改善。
止嘔(しおう):吐き気を鎮める。
理気(りき):気の流れを整え、腹痛や消化不良を改善。
健脾(けんぴ):脾臓の機能を助け、消化吸収を促進。
○適応症状
夏風邪(夏に冷房や冷たい飲食によって体調を崩し、発熱、頭痛、下痢、吐き気症状など)
食あたりや二日酔い(胃腸の不調、吐き気、下痢など)
夏バテ(夏の暑さによる倦怠感、食欲不振、下痢など)

#奈良 #鍼灸 #針治療 #夏 #夏バテ #熱中症 #対策

【子宮内膜症】について、いろいろ調べていた時のことです。「女性のストレスは子宮にたまる」という表現がありました。ストレスは、女性ホルモンの分泌に影響を与え、ホルモンバランスの乱れを引き起こすため、その様に表現されているのだと思います。中国医...
21/07/2025

【子宮内膜症】
について、いろいろ調べていた時のことです。
「女性のストレスは子宮にたまる」
という表現がありました。

ストレスは、女性ホルモンの分泌に影響を与え、ホルモンバランスの乱れを引き起こすため、その様に表現されているのだと思います。

中国医学的では、子宮内膜症は「瘀血(おけつ)」が、主な原因と考えられています。

「瘀血」とは、血(けつ)がスムーズに流れずどこかに滞ってしまうことにより発生します。

スムーズに流れなくなる主な原因として、「冷え」と「ストレス」があります。

①「冷え」による瘀血
寒凝血瘀(かんぎょうけつお)

身体が冷えることで、血の巡りが悪くなり、子宮に瘀血が生じる状態。

症状
🔸下腹部が冷えて痛む
🔸温めると少し楽になる

②ストレスによる瘀血
気滞血瘀(きたいけつお)

強い感情(怒り・イライラ・抑うつなど)によって「気」の流れが滞り、「血」は「気」に推されて巡るため、「血」も流れにくくなった状態。

症状
🔹胸や脇が張る、情緒不安定
🔹月経前に悪化

○婦人科疾患の
 生活の中での養生ポイント

①冷えを避ける(腰や下腹部を冷やさない、冷飲を控える)

②ストレスを溜めない(散歩、アロマ、深呼吸、趣味など)

③規則正しい生活と十分な睡眠を心がける

④適度な運動で「気血」の巡りを良くする

などが、あります。
日々忙しく過ごす毎日の中に、冷えないように気をつけて、ホッと一息のつける時間や適度な運動をする習慣を心がけていただければ良いと思います😊

Take care of your health

毎日、暑い日が続きます。日本では、暑さが厳しくなる時期や季節の変わり目を「土用」と呼びますが、中国では、「入伏(ルーフー)」と呼びます。「入伏(ルーフー)」とは、中国語で、一年で最も暑い時期である「三伏(サンフー)」に入ることを意味します。...
12/07/2025

毎日、暑い日が続きます。日本では、暑さが厳しくなる時期や季節の変わり目を「土用」と呼びますが、中国では、「入伏(ルーフー)」と呼びます。

「入伏(ルーフー)」とは、中国語で、一年で最も暑い時期である「三伏(サンフー)」に入ることを意味します。

具体的には、夏至から数えて3回目の「庚日」から始まる「初伏」、その10日後から始まる「中伏」、そして立秋の前の10日間である「末伏」の3つの期間を指します。

この時期は、高温、多湿、低気圧、微風という特徴があり、厳しい暑さになります。「伏」という漢字は、本来は「伏せる」という意味ですが、中国語では、陰気が陽気に伏せこもる、つまり暑さがこもって厳しい時期を表す言葉として使われています。   

【入伏(ルーフー)時期の中国医学的“食養生法”】
① 「小豆、大麦、冬瓜」などには、利水滲湿(りすいしんしつ)作用がある。
体内の余分な水分を取り除き、水分の代謝機能を回復させる。
② 「山芋」などには、健脾去湿(けんぴきょしつ)作用がある。
胃腸(脾胃)の機能を高めて体内の余分な水分や老廃物を排出しやすくする。

③ 「生姜」などには、温中散寒(おんちゅうさんかん)の作用がある。
身体を温め、冷えを取り除く。特に、冷たい物の摂取過剰で冷えた胃腸などの内臓を温めて冷えからくる不調を改善する。

④ 「豆、ゴーヤ」などには、清熱利湿(せいねつりしつ)作用がある。
体内にこもった余分な熱を冷まし、体内の余分な水分を排出して体調を整える。

冷たい飲み物や食べ物、脂っこい食べ物を避け、食養生で、熱や湿気を体内から取り除き、さらに適度な運動で汗を流し、健康に暑い時期を乗り越えましょう!!

#奈良 #鍼灸 #針治療 #はり #夏 #あつい #季節 #猛暑 #豆 #ゴーヤ #山芋 #小豆

住所

中登美ヶ丘二丁目1984-208
Nara-shi, Nara
631-0003

営業時間

月曜日 09:00 - 21:00
火曜日 09:00 - 21:00
水曜日 09:00 - 21:00
木曜日 09:00 - 21:00
金曜日 09:00 - 21:00
土曜日 09:00 - 21:00
日曜日 10:00 - 20:00

電話番号

+81742485556

ウェブサイト

アラート

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