
26/08/2025
「十二原(12の原穴)」とは、
手首と足首の関節近くの12経脈にそれぞれ1つずつあり、その経絡の機能を象徴するような重要な経穴(ツボ)です。
気血(気:生命エネルギー、血:血液や体液)は、五臓六腑(内臓)に、
それぞれの経絡を通じて流入しますが、「原穴」には、特に元気(=原気:最も基本的に重要な気で、両親から受け継ぐ先天的な元気と、
飲食物を介して得る後天的な元気がある)が注入し、集まっているため、「原穴」への鍼治療で、元気を調節することが可能で、各内臓の諸症状改善に大変有効です。
例えば、太衝穴(たいしょうけつ)は、女性に多く見られる、精神的ストレスから引き起こる、イライラ、憂鬱、落ち込みなどや、肩こり、頭痛、便秘、生理不順など気の流れがスムーズでなくなったときに起こる緒症状に大変効果がある経穴(ツボ)です。
私の恩師である中国の李世珍老師は、肝経の「原穴」であるこの太衝穴をよく治療で使っていたのをよく覚えています。
皆様もストレスで、気分が晴れないときなどに、太衝穴を強く擦るように押して、原穴の調節作用で少し楽になると思います。
「中国医学は、古くて最も新しい医学なのです」
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