16/11/2025
こんにちは!
登美ヶ丘治療院の中村です👋
患者様の症状や病気の状態を見極めるための
中国医学診断の特徴である「弁証論治」。
その「弁証論治」を行うにあたって最も重要なのが「問診」です。
ですが、僕は問診を取るのが、まだ苦手なので、自分の診断力を鍛えるために、登美ヶ丘治療院院長の本棚にあった「問診のすすめ」という本を購入しました。
本を読んで、
【いつ?】【どこで?】【どこを?】【どのように?】といった、診断するには、絶対に必要な質問(問診)が、まだまだ僕はできていないことに気づかされました。
特に【どのように?】という質問が不足していました。
例えば、「肩こり」という症状一つをとっても、肩が「こっている」というだけでなく、「重たい」「張っている」「痛い」「だるい」など、様々な症状の感じ方があります。
症状の感じ方から随伴症状を予測することも可能です。
肩こりと頭痛、眩暈、吐き気、耳鳴などそれぞれ併発する体調のパターンが分かってくれば、全体的な診断の精度は上がります。
ですが、「肩がこる」といった情報だけで、【どのように?】を確認せず、「肩こり」だけに囚われてしまうと、全体的な診断を間違えてしまう恐れがあります。
患者様の病態をしっかり把握するために、丁寧に問診を取りながら様々な可能性を考察し、一見主訴とは関係のない症状のように感じても、実はそれこそが弁証論治を行う上での大きなヒントになる可能性もあるのです。
この事を肝に銘じておく必要があると思いました。
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