特定非営利活動法人　山の薬剤師たち, 〒772-0002 徳島県鳴門市撫養町斎田西発４７−１０, Naruto-shi (2025)

06/10/2025

【こやだいら薬局】
令和7年10月6日
昨日は川井地区の秋の道づくりが行われ，法人より4名参加させていただきました。
気温は下がり丁度小雨が降っており作業中に大汗を掻くことは少く，暑さで体力を奪われることが無く良かったです。
状況として，昨年同様に事前に行う個所は限られています。刈り払い機やブロアーなど機械を使っての作業が多く，移動には機会が重いので苦労します。住民の参加者は減る一方で7人でした。休憩中には木屋平を出て行ったりお亡くなりになられた方の話題が出て懐かしかったです。
人口は減る一方，出来る人が出来る事をそれなりに行っていくしかなさそうですね。
澄み切った穴吹川をふと見降ろすと心が洗われました。

27/09/2025

【こやだいら薬局】
令和7年9月27日
9/1～9/26まで吉野川医療センターより研修医の久米航輝先生が木屋平診療所にて研修が行われました。久米先生は高校時代に登山部だったようで，剣山は何度も来られインターハイに出場もされたようです。道中，懐かしい！と喜ばれていました。
こやだいら薬局は研修の場を提供し，午後に在宅患者さんの訪問，サロン活動への参加を行いました。また，法人の活動を見ていただくため，こやだいら/なると複合施設たなごころ，障害児通所支援センターたなごころ吉野，障がい者グループホームたなごころ吉野，障害者就労継続支援B型たなごころ上板，こやだいら薬局板野店や自立援助ホームたなごころを見学していただき医療のみならず高齢福祉，自立援助ホームたなごころでは自宅で生活ができない子供の現状や課題をお伝えしました。
今年度も法人施設にて職員を対象とした講演会を行っていただきました。
さて，木屋平の在宅患者さんではこれまで昨年吉野川医療センターの研修医の先生方の介入された内容を考察され引き続き新たな介入がなされました。
計8名の訪問指導対象者宅を訪問し，外来診療では気付かない日々の生活との乖離が見られとても驚かれていました。
久米先生より下記のような介入がなされました。
①服薬に問題のあるお婆ちゃんへ服薬後の分包紙をクリアファイルへ入れていただき，服薬状況を確認する資材提供
②塩分の過剰摂取が疑われるお婆ちゃんへの食事のレシピを示した資材の提供
③自発的な飲水が困難なお爺ちゃんへの飲水方法を家族へ指導
結果として，
①5日分/週の分包紙が入っていました。ゴミ箱より1日分が出てきましたが，当日分の分包紙が行方不明でした。しかし，行方不明分を探す口実として色んな引き出しを開ける事ができ，昨年の薬や8月の薬が発見され，普段の生活を確認する事に繋がりました。
②食事のレシピに載っている食材が1つ無かったとして，レシピを基に調理するには至りませんでした。
③奥さんが旦那さんの口元までコップを持って行っている事が確認でき，今後も飲水量の確保に繋がると思われます。

サロン活動では，久米先生は脱水による健康被害，予防法や熱中症患者を見つけた時の対応を前半のパートで行い，暑さが和らいでからは，虫刺傷や動物咬傷にについて緊急性を要する症状などを詳しくご講演いただきました。講演後の質疑応答では様々な質問が飛び交い皆さんの関心がとても大きかったと思いました。
また，当法人他部署での職員への講演会では，上記2つのテーマに加え，フレイルについて予防方法についてご講演いただきました。質疑応答では，「蛇に咬まれた時の対応」，「熱中症が発覚した時の対応」など詳しく医師へ確認する事ができました，職員および久米先生の貴重な機会となりました。

9/26は久米先生の最終報告会が行われました。
吉野川医療センターの外来診療では経験のできない患者さんの普段の生活が確認出来た事，認知機能低下患者さんへのアプローチ，疾患の理解を得てアドヒアランスを得る意義など必要な問題は多い点，患者さんのみならず家族や近隣住民への働きかけが重要である点や医師，看護師，薬剤師や施設職員など多職種連携で問題点を共有する事が重要である事を考察されていました。
吉野川医療センターへ戻った後には，入院患者が退院後に服薬可能な処方がなされているかを考慮したい点，地域での医療が円滑に行えるように迅速に詳細な情報提供を行っていきたい点や患者さんの希望に沿いながら適切な介入ができるよう判断していきたいと今後の診療の在り方を述べられました。

久米先生の講演は皆が引き付けられ熱心に聞かれていたのが印象的でした。それは，一つ一つ大きなテーマを持って伝えたいことを絞られていた点やその人へ分かりやすく医学用語をかみ砕いている点がとても勉強になりました。
例年行われている研修ですが，研修の意義は研修を受ける側や我々にとってとても大きいと感じています。
今回もこのような機会を持たせていただき木屋平診療所の藤原真治先生始めスタッフのみなさんへ御礼申し上げます。
久米先生4週間の研修をお疲れ様でした。

30/08/2025

【こやだいら薬局】

令和元年8月30日

8/25～8/29に木屋平診療所にて自治医科大学医学生の竹林優希さん研修が行われ，こやだいら薬局は研修の場を提供し，薬局では薬剤師による訪問指導の同行やサロン活動にて講師を行っていただきました。

薬局が患家を訪問し，お薬のセットやバイタルサインを確認するだけではなく，患者さんに合わせた行動，例えば脱水傾向の方への飲水の促しや実際に一緒に飲水していただく事や血糖値を測定し，医療機関と連携しインスリンの単位を検討する等貴重な経験だったようです。

また，地域研修として剣山に自生するトリカブトを確認し，猛毒成分のアコニチンについて根だけではなく全草に含まれている事を学び，高圧処理する事で毒性を軽減し，漢方薬に入っている附子（ぶし）になり，八味地黄丸，真武湯や大建中湯に含有され内服薬として貢献している事をご理解いただきました。

サロン活動では高校生の時に高校生地域医療現場体験ツアーにて木屋平へ一度来られており，その際に参加された住民と再び触れ合う事ができました。脱水についてご講演をされました。飲水量の説明に止まらず，クーラーの所有率は木屋平ではほぼ皆無（全国平均は9割強）である事を確認し，その中でも脱水にならない工夫について触れられていました。

昨日は最終報告会が行われ，薬局より参加させていただきました。

竹林さんは大学病院，那賀町にてこれまで研修を行って来られましたが，木屋平では病気だけを診るのではなく，生活全般を確認している事に感銘を受けられていました。

高校生で木屋平へ始めて来て，医学生でも再び木屋平へ来られた竹林さんですが，医師となった暁にも木屋平の事を思い出し，色んな職種をマネージメントできる医師になっていただきたいと思います欲しいと思います。

一週間お疲れ様でした。

このような機会を持たせていただき木屋平診療所の藤原真治先生始めスタッフのみなさんへ御礼申し上げます。

09/08/2025

【こやだいら薬局】
令和7年8月9日
昨日は，徳島県主催による令和7年度　高校生地域医療現場体験ツアーがあり，午前中は徳島県立中央病院，午後より中型バスにて木屋平入りし，木屋平診療所にて行われ40名の高校生が来られました。対象としては徳島県下の医療従事者を目指し地域医療に興味のある高校生です。
こやだいら薬局は木屋平診療所のお手伝いとしてファシリテーターを行わさせていただきました。

内容としては木屋平診療所所長である藤原真治先生によるご講演の後に木屋平診療所を見学される流れです。
講演会は地域住民10名と高校生が10テーブルに分かれて行われました。住民を交えての話では初対面で最初は緊張していましたが，地域住民のフレンドリーな後押しもあり直ぐに緊張はほぐれ各テーブルで笑い声や活発な話し声が聞こえてきました。
最後にはハイタッチをされるなど皆さんが一体となっていました。

徳島県立中央病院では患者さんと医療従事者の壁を感じたようですが，木屋平ではその壁は無く，住民を含めた皆が助け合い医療を継続している事を学ばれました。

医療従事者になった暁には木屋平の事を思い出して欲しいと思います。

12/07/2025

自立援助ホームたなごころです。
カップケーキを入居者が作りました。

07/07/2025

【こやだいら薬局】
令和7年7月7日
こやだいら薬局では，木屋平幼少中学校の学校薬剤師を兼務しており，7/3および本日午後より学校にて検査を行いました。
しかし，幼稚園は1名，小学生は6名，中学生は0人のため休校となっているため今年度も幼稚園および小学校が対象です。少人数でも，児童の健康を守るために検査を行い学校へフィードバックしています。

今回はプールの水質，食事を行う机の汚染，保健室のベッドや床のダニ検査を行いました。
飲料水の水質検査は，本年度より5月中に行うようにと教育委員会より話があり，5月中に終えていました。

飲料水の結果は既に出ており，特に問題となる点はありませんでした。
今回のプール水の残留塩素について全く出ておらず，担当教職員に話を聞いたところ，塩素を毎日朝夕に2本投入しているようです。本日13時過ぎの気温はプールサイドでは輻射熱が酷いのか40℃を示していました。水温は30℃を超えており，塩素が気化してしまった事が考えられます。教職員にはプールを使う前に必ず残留塩素を確認するように話をしました。
その他の検体項目は徳島県薬剤師会の検査センターへ持ち込み，後日結果が判明します。検査結果は学校に迅速にフィードバックさせていただきます。
今回は，プール水の塩素の気化について学ぶ事ができました！！

30/06/2025

【障害児通所支援センターたなごころ吉野】【障害者就労継続支援B型たなごころ上板】【障害者グループホームたなごころ吉野】
令和7年6月30日
6月27日は3事業所合同で，感染症対策研修会および虐待防止研修会を行いました。
感染症対策研修会では主に食中毒についての注意点，予防および適切な消毒液の選び方について話をしました。虐待防止研修会については，虐待の種類の説明や発生時の法的解釈について話がなされました。
食中毒はどの時期も発生するリスクがある点，発生時は適切に消毒液を選択しなければ効果が薄れる点や次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方をレクチャーしました。
虐待については発生の疑いがある時点で事業所としては報告する義務があるが，実際には利用者との信頼関係があり慎重に行わなければ大きなトラブルとなるので，先ずは事業所間にて情報共有を行う事となりました。
色んな学びを活かしながら活動を継続していきたいと思います。

30/06/2025

【こやだいら薬局】
令和7年6月30日
6月29日は川井地区の道づくりが行われ，法人より5名参加させていただきました。木屋平診療所の医師である藤原真治先生は今夏予定が合わず不参加でした。

過疎高齢化は深刻で参加者は年々少なくなり，少人数での作業は過酷さが増しています。作業を行う箇所は簡素化し必要最低限にて行っています。
ゲートボール場だった場所は1.5ｍ程のススキが一面を覆い，昔の面影はありません・・・。半分ほど刈りこみましたが全てを行うには時間が足らず途中でタイムアップとしました。

当日は晴天でとても気温が高い状況でした。旧診療所横の山道は直射日光が照り付け体力を奪われるので休憩を多く取りながら行いました。いつもの櫟木に通じる道は，木の陰に恵まれる箇所が多く，身体への負担は幾分少なかったように思います。

ただ作業に没頭するのではなく，住民の皆さんと会話をしながらふれあいを大切にしながら作業を行っています。昨日は冗談交じりで作業を行っていました。何年も作業に来ていたら，住民と支援者という堅苦しい立場は取れ，近所のおっちゃんのような関わりです。昨日は初めての参加者がいましたが，住民と気さくに話をしていました。
作業が終わり綺麗になった山道や側溝を見れば達成感がありますね。
★ボランティアでの参加は大歓迎です。
10月（予定）に秋の道づくりが開催されます。大自然の中，清々しい汗を掻いてみませんか？
参加希望の方は当ページのMessengerまでお問い合わせください。
参加者へはお弁当を支給させていただきます。
よろしくお願いします。

11/04/2025

【こやだいら薬局】
令和7年4月11日
4/9～4/10まで香川大学医学部の医学生である勝藤鈴乃さんがへき地の地域医療に関心があり，木屋平診療所にて見学をされました。

こやだいら薬局は研修の場を提供し，午後より在宅患者さんの訪問，藤原真治先生の訪問診療への同行，サロン活動への参加や地域研修を行いました。

勝藤さんのご出身は徳島です。市内にて祖母の密な療養に感心される一方，特にへき地ではなかなか密な療養が出来ないのではないかとへき地の地域医療に興味を抱いたようです。

見学前に描かれていた医療や介護のイメージと見学された後に体験した事とは大きく異なる事もあり，買い物，インフラや災害時の課題はあるものの，実際にはとても少ない医療，介護や行政がとても密に支援を行い，市内より進んでいる部分がある点などを学ばれました。
陸上をされており，サロン活動ではストレッチ体操を皆で行うなどとても和やかな雰囲気でした。
疑問に思う事を良く発せられ，学ぼうとする姿勢は私の学びにもなりました。

医師国家試験や研修医などこれから大変な事が続くと思いますが，木屋平の事を思い出してください。

短い期間でしたがお疲れ様でした。

07/04/2025

【こやだいら薬局】
令和７年4月7日
徳島県美馬市木屋平地区の開花情報第2弾です。
神山は幾分散っており、葉桜となっている木が散見されました。
本日は通勤前および午後より患家を訪問時に様子を見てきました。

下記全て枝垂桜（ソメイヨシノは全て分咲き）
・三ツ木公民館（三ツ木郵便局）・・・行けませんでした(;^ω^)
・川井地区・・・散り始め
・竹尾地区・・・散り始め
・谷口地区・・・散り始め
・大北地区・・・峠は7～8割咲き，加納さん付近　満開
・太合、川上・・・満開
このような状況です。
道路状況について穴吹線は時間通行止めを行っている区間があるかもしれません。日曜日は行われていませんが、月～土曜日はお昼を除いて1時間に10分のみ通れるようになります。
神山線は時間通行止めは無い模様ですがゆうかの里などの名所や道の駅付近はとても混んでおり急ぐなら穴吹線が好ましいと思います。
お越しになる予定の方は参考にしてくださいね～～～！！

05/04/2025

【こやだいら薬局】
令和７年4月5日
徳島県美馬市木屋平地区の開花情報です。
今年の冬は気温が寒い日が続きましたが，漸く木屋平にも春がやってきました＼(^o^)／
今年の開花時期は昨年同様に徳島市内とあまり変わらないようです。
昨日，午後より患家を訪問時に様子を見てきました。

下記全て枝垂桜
・三ツ木公民館（三ツ木郵便局）・・・満開
・川井地区・・・満開
・竹尾地区・・・満開
・谷口地区・・・満開
・大北地区・・・峠は1～2割咲き，加納さん付近　9割咲き
このような状況です。
三木家付近の枝垂れ桜は満開ですが，八重の枝垂れ桜はいつも遅く1～2割咲きです。八重は来週より咲きだすと思われます。
ヤマブキは1〜3割程度の開花でした〜🌼
道路状況について穴吹線は時間通行止めを行っている区間があるかもしれません。日曜日は行われていませんが、月～土曜日はお昼を除いて1時間に10分のみ通れるようになります。
神山線は時間通行止めは無い模様ですがゆうかの里などの名所や道の駅付近はとても混んでおり急ぐなら穴吹線が好ましいと思います。
お越しになる予定の方は参考にしてくださいね～～～！！

※患家を訪問すればネズミを捕まえられていました！！とてもかわいらしいのですが，仏壇に祀ったご飯を食べ散らかすなど厄介者だそうです・・・。

特定非営利活動法人　山の薬剤師たち

06/10/2025

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