22/05/2025
私も黄檗配合の外用剤と黄檗の修治について話題提供をさせていただきます。事前登録不要でZoom配信をしていただけるようです。もしもご都合が合いましたら、ぜひご参加ください。
2025年5月24日に大町市総合福祉センター大会議室にて
第1回大北漢方研究会を開催します。当科から野上が話題を提供します。
オンラインでも中継予定です。
得に登録の必要などありません。
本会の趣旨をご説明するために、大北漢方研究会代表の北原先生のご挨拶を引用させていただきます。
我々の活動がキハダの未来につながることを願っています。
「大北漢方研究会」の開催にあたって
本日は「第1回大北漢方研究会」にご参加いただき、誠にありがとうございます。
本研究会は、皆様とともに小谷村のキハダの未来を考え、漢方医学の将来性や可能性を共有する目的で設立されました。
小谷村は日本におけるキハダの一大産地であり、キハダの樹皮から黄柏が採取されます。黄柏は黄連解毒湯や半夏白朮天麻湯などの医療用漢方製剤、あるいは百草丸など民間薬に使用され、
千年以上にわたり日本人の健康を支えてきた大変重要な生薬です。しかしながら、近年は生産者の高齢化や後継者不足、国際市場の影響など多くの課題に直面し、将来的に小谷村のキハダ産業
が存続できるか危うい状況にあります。また、地元の方々は「キハダ飴」は知っていてもキハダから黄柏が採取されることを知る人は少なく、産業として認知度が低いことも問題です。
私が市立大町総合病院に勤務していることが縁で、昨年9月に安井廣迪先生、野上達也先生より小谷村のキハダを守るための活動へお誘いがありました。12 月上旬、両先生、キハダ栽培に携わる山口真保呂さんご夫妻とともに、小谷村のキハダ生育地を視察しました。大雪の中の大変な視察でしたが、キハダの重要性と国産黄柏の存続に関わる課題について多くの示唆を得ることができました。キハダが貴重な財産であることを皆が認識し、守ることが日本の漢方医療、そして地域振興にとって不可欠であることを実感しました。
本日は、「日本のキハダの現状と未来」、「漢方医学の最先端」の2部で講演が組まれています。
キハダ存続のための今後の方略について、そして現代医療のなかで漢方医学が果たすべき役割について皆様と考えを深めたいと思っております。
本研究会の開催にあたり、多くの方々のご支援とご協力を賜りましたことに、心より感謝申し上げます。皆様の知識と経験を活かし、実りある研究会となることを祈念しています。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
大北漢方研究会代表
市立大町総合病院 漢方・リウマチ内科部長
北原英幸