当院は常勤医が十数人という医師不足の病院です。そんな中、信州大学に新設された総合診療科(関口健二教授)の地域における診療、研修の拠点病院となったことが、当院の最も大きなセールスポイントです。超高齢化社会を迎えている日本ですが、高齢者ほど単一の病気でなく、様々な病気を並存して持っています。そんな高齢者の診療において、現在の日本の専門分化した医療の弊害が現れていると言われています。ほとんどのcommon diseaseは地域で治療が完結でき、大学など高度専門病院へ依頼しなければいけない病気というのはごく一部であります。しかし地域の病院を担う医師が、ジェネラルマインドのない大学から派遣された専門医の場合、そこには大きな弊害が生じることが多々あります。
地域医療とは、自分の専門の枠を超え、自分の目の前にきた患者さんの幸せのために、自分にできる精一杯のことをする、それもできるだけ標準的な診断、治療法
により行うものです。そのために、我々は信州大学の総合診療科とタイアップして、専門医と総合診療科がシームレスにつながり、EBMに基づいた標準的な医療を、研修医や学生の教育も積極的に行いながらやっていきます。
当院は長野オリンピックの舞台となった白馬村の直近の病院として、スキー場のみでなく、登山、温泉、湖、ダム、お酒など、最高の自然環境を擁した病院であり、最高の初期研修を過ごせるのではないかと思います。
この素晴らしい自然環境のもと、どうぞ私たちと一緒に医師、医療人の基本的な態度や知識、技術を身につけましょう。