28/04/2026
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【薫習する香り】
香りは、
気づかないうちに心に残っていくものだと思っています。
ふとした瞬間に、思い出される香り。
それは、意識していなくても、
場所や人とともに、記憶の中に静かに重なっています。
仏教には「薫習(くんじゅう)」という言葉があります。
香りが衣に移るように、
経験や感覚が静かに心に沁みていくこと。
目に見えないもの。
言葉にならないもの。
すでに、そこにあるもの──
それらは日々の中で、少しずつ重なり、
自然に息づいています。
そのあなただけの重なりを
植物の香りを通して
「生きている香水」としてかたちにしていきます。
2026.4.28
ametsuchi 創香室
調香師 三浦 綾子