産まれたときから、脳・心臓・目・脚などの器官は休むことなく機能し続け、それらが止まってしまうと障害が起こります。歯は幸運にも一度生え変わりますが、12歳くらいから日本人の平均寿命(男性80.21歳 女性86.61歳 - 平成25年調査)まで、休むことなく機能しないといけません。
私も若い30代の時、これらの器官が毎日普通に機能し、障害が起こり止まってしまう事など考えたこともありませんでした。しかし、脳、心臓に障害があるといわれると、若い人でも「これは大変」と考えるでしょう。
でも目や歯や脚はどうでしょう? 命には関わらないかもしれませんが、障害を起こしたり失ったりしてしまうと、それからの生活がいかに変化するか想像できますよね。
私は歯科医で専門医ですので歯の話をしますが、毎日の診療を振り返ってみると、診断や検査や投薬の割合が10%くらいで、残りの90%はむし歯を削る、詰める、被せる、
歯周病の外科手術をするなど、何らかの外科処置をしています。
そこでお聞きしたいのですが、「むし歯を削って詰める」と歯科医に言われたとき、産まれたときから機能してきた器官の一部を失い、そこにどのような代わりのものを歯科医は入れてくれるのか、それは本来の自分の歯とどのように違うのか、などの心配や疑問が出てきましたか? そのことについて治療前に歯科医はあなたに詳しく説明して相談してくれましたか?
目や脚に障害が起き外科処置を受けるとき、ましてや脳や心臓に障害が起きたとき、歯科治療と同じように、十分な説明も受けず、入院期間や費用や術後の障害など質問もしないで処置を受けるのでしょうか? 恐らくそれはないと思います。
では歯科は特別なのでしょうか? 器官が一つや二つでなく28本あるから違うのでしょうか? 私たちはこのことを疑問に思ってきました、また歯科医の大きな責任であると考えてきました。
おくだ歯科では、若い世代の患者さんには、専門医である歯周病治療・予防を中心に、再発させないむし歯治療や、口元にコンプレックスのある患者さんへは審美歯科修復を行い、一生涯ご自身の歯で機能して障害のでない最善の方法、また最善のケアとフォローアップを紹介して行います。
一方、残念なことに歯周病が進行してしまった患者さんや、再治療の繰り返しで歯を失ってしまった患者さん、義歯が合わなくて食事に困っている高齢の患者さんに対して、歯周再生療法や適切な歯周病治療を行う、また失った歯はインプラントにより機能を回復させる、義歯で困っている患者さんには最新の新しい手法での義歯のやりかえや状況によってはインプラント治療で喪失した器官の回復を行うなどの治療を行います。
平均寿命は男性で80.21歳で女性86.61歳です。しかし、健康寿命は男性で71.19歳、女性74.21歳と、平均寿命と健康寿命の差は9.02年から12.04年と年々増えています。このことは何を意味するのでしょうか?
長生きはするが、男性では平均70歳から10年間、女性では平均74歳から12年間、痴呆や要介護が必要で自立した生活を過ごせない事を示しています。
私はこの差を埋めるために一生涯ご自身の歯で機能させる、失った歯は最善の治療法で機能回復することがとても大切で、歯科医や私たちの大切な使命と考えています。
最後までお読みいただきありがとうございます。どの年代の方もご自身の歯を大切にしたい。常に歯や歯ぐきの病気で悩むことなく過ごしたい。無くした歯をできるだけ元の自分の歯や歯ぐきの状態にもどして以前のように楽しく生活したい、若返りたいと考えている患者様の希望や期待に応えるスタッフ・医院環境を整え、日々誠実に診療に取り組んでいます。
簡単なむし歯治療やお口のお掃除は、お近くのかかりつけ歯科医で治療してもらってください。本当にどこの医院で治療しても再発をくりかえす、これ以上の治療はできないとかかりつけ歯科医に言われて他に良い方法はないのか悩んでおられて患者さんに良いアドバイスや最善の治療を提供できる医院と自負しております。
通院時間や期間は患者さんには負担になるとかと思いますが、一度来院頂き受診して頂くと、このメッセージの内容を十分理解していただけると確信しています。
医療法人 おくだ歯科医院 歯周病・インプラントセンター
院長 奥田 裕司