分子矯正医学研究所 : Institute of Orthomolecular Medicine

分子矯正医学研究所 : Institute of Orthomolecular Medicine The Institute for Studies on Orthomolecular Medicine by L.Pauling & Iwao Mitsuishi, and CAM : 分子

22/07/2025

東京工科大学(東京都八王子市、学長:大山恭弘)応用生物学部の佐藤拓己教授は、鳥への進化は、「インスリン耐性」(注1)の獲得に起因するとする新しい進化学説を発表しました。この「インスリン耐性」は、鳥が出現する....

01/10/2024
ウイルスが宿主の体臭を「蚊を引きつける臭い」に変えて蚊に刺されやすくしていることが判明 以上の研究結果は、デングウイルスやジカウイルスが宿主の産生・放出するアセトフェノンの量を増やすことができ、それによってより多くの蚊を引き寄せていることを...
24/05/2024

ウイルスが宿主の体臭を「蚊を引きつける臭い」に変えて蚊に刺されやすくしていることが判明

 以上の研究結果は、デングウイルスやジカウイルスが宿主の産生・放出するアセトフェノンの量を増やすことができ、それによってより多くの蚊を引き寄せていることを示唆しています。
 さらに研究チームは、「一体なぜ、デングウイルスやジカウイルスに感染するとアセトフェノンの放出量が増えるのか?」という疑問についても調査しました。

 アセトフェノンは人間やマウスの皮膚に生息する細菌によって産生される代謝副産物であるため、研究チームは「ウイルスが皮膚に生息する細菌の種類を変化させ、結果としてアセトフェノンの産生量が増加するのではないか」と考えました。
 このアイデアをテストするため、デングウイルスやジカウイルスに感染したマウスからさらに腸内細菌を除去するか、皮膚細菌を除去して蚊にさらす実験を行いました。
 その結果、皮膚細菌が除去されたマウスは有意に蚊の誘引量が少なかったとのことで、皮膚の細菌がアセトフェノンの供給源であることが示唆されたそうです。
 そして、ウイルスに感染したマウスと非感染マウスの皮膚細菌組成を比較したところ、一般的なグラム陽性桿菌であるバシラス属の細菌が、ウイルスに感染したマウスでは有意に増加していることが判明しました。

 最後に研究チームは、ウイルスによるアセトフェノン産生量の増加を抑制し、体臭変化を防ぐ方法について研究しました。
 ウイルスに感染したマウスでは皮膚において微生物と戦うレジスチン様分子α(RELMα)の量が低下していることに着目した研究チームは、RELMαの産生量を増加させるビタミンAの誘導体をウイルスに感染したマウスに投与し、皮膚に存在するRELMαとバシラス属の細菌の量を測定した上で、蚊にさらす実験を行ったとのこと。

 その結果、ビタミンA誘導体で治療した感染マウスはRELMαの量が非感染マウスと同程度になり、皮膚上のバシラス属細菌の量が減ったことが判明。
 また、ビタミンA誘導体で治療したウイルス感染マウスでは、非感染マウスと比較して誘引される蚊の量が変わらなかったこともわかりました。

 研究チームは次のステップとして、これらの結果を人間において再現することを目指しています。
 ビタミンA欠乏症は蚊によるウイルス媒介が深刻な東南アジアやサハラ以南のアフリカなど、多くの発展途上国で一般的な病気です。
 そのため、経口接種するビタミンAあるいはビタミンA誘導体を増やすことで、蚊によるウイルス媒介を軽減し、長期的なデング熱やジカ熱の流行を抑制できる可能性があるとのことです。

蚊は刺された部位にかゆみを引き起こすだけでなく、マラリアやデング熱、ジカ熱といったさまざまな病気を媒介しており、世界中で年間100万人以上が蚊が媒介する病気の影響で死亡しているとされています。「最も多くの...

04/04/2024

 和歌山県立医科大学脳神経内科の阪田麻友美氏らは、パーキンソン病(PD)患者7例を対象にレボドパを含有する食用マメ科植物ムクナ豆(Mucuna pruriens、八升豆)の有効性を検討するクロスオーバー試験を実施。その結果、...

04/04/2024

 スウェーデン・Karolinska InstitutetのAnna-Maria Lampousi氏らは、一般的な食事に含まれる抗酸化物質であるビタミンC、ビタミンE、βカロテンと2型糖尿病との関連をランダム化比較試験(RCT)など40件の

28/09/2023

植物性化学物質は、厳密には植物によって生成される化学物質と定義される。しかしこの用語は、必須栄養素ではないものの健康に影響するかもしれない植物由来の化学物質を表すことに一般的に使用されている。果物、野...

精神医学が、また分子医学的解明によって、精神の物質的基礎を明らかにされた。  関西医科大学・精神神経科学講座・加藤正樹准教授、緒方治彦助教らの研究チームは、世界で初めて網羅的に評価した治療前のうつ病患者の血中の miRNA 発現量と mtD...
18/09/2023

精神医学が、また分子医学的解明によって、精神の物質的基礎を明らかにされた。
 
 関西医科大学・精神神経科学講座・加藤正樹准教授、緒方治彦助教らの研究チームは、世界で初めて網羅的に評価した治療前のうつ病患者の血中の miRNA 発現量と mtDNA コピー数の関連を厳格な統計手段で解析した。
 その結果、うつ病患者の5 種類の miRNA と mtDNA に関連があることを示した。
 今回の研究では、mtDNA と関連する miRNA の一群を見出したことで、それらを用いた治療反応予測の可能性を提示した。
 さらに、それら miRNA が制御する遺伝子と分子間の相互作用ネットワークである「パスウェイ」を同定したことで、うつ病の病態生理の理解に繋がるものである。
 これまでに、うつ病や自殺と miRNA の関連性を調べた研究はあったが、今回のような研究はなく、さらに本試験は人為的なバイアスが結果に与える影響を低減できるデザインであるランダム化比較試験で行われており、この点もこれまでの研究とは異なっている。
 これら miRNA が関連しているパスウェイが示された今回の結果は患者さんにも医療関係者にもわかりやすく大変意義深いものと考えられる。
 
 本研究をまとめた論文が『Journal of Affective Disorders』(インパクトファクター:6.6)に 8 月 15 日(火)付で掲載された。
 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0165032723009242
 
 https://research-er.jp/articles/view/126003

2023.09.15 関西医科大学 プレスリリース 【本件のポイント】うつ病患者の血中 miRNA※1が mtDNA※2と関連治療前の血中 miRNA の評価により抗うつ薬治療の治療効果予測に貢献うつ病の新たなる病態メカニズムの解明や治療法に繋.....

09/03/2023

2023.03.08 富山大学 プレスリリース ポイント富山大学学術研究部医学系公衆衛生学講座の𡈽𡈽田暁子助教らのグループは、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の参加者を対象に、生まれ た季節と乳児期...

住所

Osaka, Osaka

アラート

分子矯正医学研究所 : Institute of Orthomolecular Medicineがニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

共有する