08/08/2025
ほぼ全ての子どもが感染…RSウイルス、県内の医師がワクチン接種呼びかけ
配信 2025年8月8日 12:15更新 2025年8月8日 18:45
福井新聞
乳児がかかると重症化する恐れがある「RSウイルス」の感染を防ぐため、妊婦向けのワクチン接種が昨年から始まっている。
ほぼ全ての人がかかる感染症に対する新たな手段だが、県内では接種が伸び悩んでいる病院も。担当医は「安全性と有効性が確認されており、できるだけ多くの妊婦さんに知ってもらいたい」と呼びかけている。
RSウイルスは2歳までにほぼ全ての子どもが感染するとされ、多くは軽症で済むが、特に新生児では重症化する例もある。福井県立病院産科・婦人科の高橋仁医長は「当院でも年に1人は人工呼吸が必要なほど重症化する」と強調。重症化した場合、命に関わる事態も起こり得るという。�� 発症や重症化を防ぐため、昨年5月、妊婦向けのワクチンが登場した。妊娠24~36週の間に接種することで、胎盤を通して胎児に抗体が移行。発症率を2分の1に、重症化のリスクを5分の1近くに低下させる効果が確認されている。
高橋医師は「RSウイルスに直接効く薬はなく、これまでの治療は対症療法に限られていた。
ワクチンは“かからない”という選択肢を初めて現実にしてくれた」と強調する。だが、同病院での接種率はわずか1割程度にとどまる。原因の一つに周知不足を挙げ、「ワクチンの情報が他の検査や手続きに埋もれてしまいがちだ」と分析する。�� また、保険適用外であることも接種率が上がらない一因とみられる。同病院では2万9760円で提供している。�� 副反応については、接種部位の腫れや軽い痛みが一部にある程度で、重大な健康被害の報告はない。高橋医師は「ワクチンを打つことで、赤ちゃんが最も弱い時期を安全に乗り切れる。治療ではなく予防の価値を、もっと多くの人に知ってほしい」と話している。
ほぼ全ての子どもが感染…RSウイルス、県内の医師がワクチン接種呼びかけ(福井新聞)
乳児がかかると重症化する恐れがある「RSウイルス」の感染を防ぐため、妊婦向けのワクチン接種が昨年から始まっている。ほぼ全ての人がかかる感染症に対する新たな手段だが、県内では接種が