自治医科大学附属さいたま医療センター麻酔科・救急部・集中治療部

自治医科大学附属さいたま医療センター麻酔科・救急部・集中治療部 世界標準の治療を目指す自治医科大学附属さいたま医療センター麻酔科・集中治療部

守谷先生、讃井先生を筆頭に世界最前線の医療を目指して日々精進しています。当院は心臓手術件数が多い病院でありますが、救急搬送件数、骨髄移植件数などにおいても全国トップレベルの件数をほこります。時代と地域のニーズに合わせて数年後には救命センター化する予定です。医師のみならず、コメディカルの研修、教育体制も充実しており、全国各地から様々な人材が集まっております。興味のある方は是非一度見学にいらして下さい。

18/09/2025

救急科 田村洋行先生の症例報告がAmerican Journal of Emergency Medicineに出版されました。

固形の塩化ナトリウムを大量に摂取すると、全身性の高ナトリウム血症だけでなく、胃粘膜の壊死を伴う重度の腐食性胃炎を引き起こす可能性がある、という症例報告です。特に、摂取された塩化ナトリウムの物理的形態(固形物)が胃の損傷の重症度と位置を決定する重要な要因であることが強調されています。

13/09/2025

救急科 中島千里医師の論文がResuscitationに出版されました。
窒息による院外心停止(OHCA)における心肺蘇生(CPR)時間と転帰の関係を検討しています。
救急科では専攻医から希望者には原著論文の執筆指導を行っています。

🔑 主な結果
2594例を解析。生存率は19.9%、良好な神経学的転帰はわずか2.4%。
CPRが1分延長するごとに生存率・神経学的転帰の可能性は大きく低下。
良好な神経学的転帰は 4分を過ぎると1%未満、生存率も 31分を超えると1%未満 に。

💡 結論
窒息による心停止は心臓原性の心停止と比べ、救命と脳の機能回復の「時間の窓」が極めて短いことが明らかになりました。現場での迅速な対応が何より重要です。

📖 論文はこちら(Resuscitation誌, in press)

【クラウドファンディング目標達成のご報告と御礼】皆様にご支援をお願いしておりました、当センターのクラウドファンディングプロジェクト「命を運ぶ希望の車。未来を守り続ける救急車導入へ温かいご協力を」は、おかげさまで目標金額を達成することができま...
02/09/2025

【クラウドファンディング目標達成のご報告と御礼】

皆様にご支援をお願いしておりました、当センターのクラウドファンディングプロジェクト
「命を運ぶ希望の車。未来を守り続ける救急車導入へ温かいご協力を」
は、おかげさまで目標金額を達成することができました。

ご支援・ご協力いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。皆様からいただいた温かいご寄付と応援メッセージの一つ一つが、日々救急医療の最前線で奮闘するスタッフにとって大きな励みとなりました。

いただきましたご寄付は、今後のERスタッフの教育・研究活動の推進、そして未来の救急医療を担う若手医師の育成のために有効に活用させていただきます。

プロジェクトの第二目標は達成したところでございますが、ご支援の輪を更に広げるべく、既にご支援をいただきました皆さまにおかれましては、引き続き情報拡散等でお手伝いをお願いいたしたく存じます。

今後とも本プロジェクトへ温かいご協力をいただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。

埼玉県さいたま市の自治医大さいたま医療センターが、持続可能な救急体制の構築を実現するために、救急車購入クラウドファンディングに挑戦します! - クラウドファンディング READYFOR

自治医科大学附属さいたま医療センターの救急車クラウドファンディングプロジェクトへ温かいご支援をいただき、ありがとうございます。ついに第一目標の支援率が80%を突破しました!近隣医療機関・地元企業の皆さまをはじめ、患者の皆さまからの温かいご支...
13/08/2025

自治医科大学附属さいたま医療センターの救急車クラウドファンディングプロジェクトへ温かいご支援をいただき、ありがとうございます。

ついに第一目標の支援率が80%を突破しました!

近隣医療機関・地元企業の皆さまをはじめ、患者の皆さまからの温かいご支援により支援のスピードが日ごとに上がってきており、驚きと同時に当センターに寄せられる期待に身が引き締まる日々を過ごしております。

本プロジェクトはまだまだ道半ばです。達成には地域の皆さまのご支援がまだまだ必要です。
「地域の命を未来につなぐ“共同の想い”」である本プロジェクトに、引き続きのご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。

埼玉県さいたま市の自治医大さいたま医療センターが、持続可能な救急体制の構築を実現するために、救急車購入クラウドファンディングに挑戦します! - クラウドファンディング READYFOR

新統合ICU/CCUの運用開始について、齋藤 俊祐医師が『広報しもつけ』(令和7年8月)にコラムを寄稿しました。(2枚目の画像)【集中治療部門を統合・増床し、より高度で安心な医療を提供】この度、自治医科大学附属病院は「地域医療のさらなる強化...
12/08/2025

新統合ICU/CCUの運用開始について、齋藤 俊祐医師が『広報しもつけ』(令和7年8月)にコラムを寄稿しました。(2枚目の画像)

【集中治療部門を統合・増床し、より高度で安心な医療を提供】
この度、自治医科大学附属病院は「地域医療のさらなる強化」を目的とし、ICU(集中治療室)とCCU(冠動脈疾患集中治療室)を統合・増床する大規模な再編を行いました。新しい統合ユニットは26床の病床を備え、2025年5月より運用を開始しております。

【再編の背景と目的】
ICUならびにCCUは、生命の危機にある重症患者さんに対し、24時間体制で集中的な治療を行う「病院の中の病院」といえる専門病棟です。今回の再編では、これまで別々の場所で運用していた心臓血管外科、循環器内科、集中治療科といった各分野の専門家たちが、常に同じ場所で連携できる体制を構築しました。

これにより、患者さんのすぐそばで専門医たちが直接対話し、共同で治療方針を決定できるようになり、より迅速で的確な医療の提供が可能となります。

【地域医療への貢献】
病床数が20床から26床へ増えたことで、地域の救急医療の需要にこれまで以上に応えることが可能となりました。複数の専門チームが一体となって一人の患者さんを支える「チーム医療」がさらに強化されることで、患者さんやご家族に大きな安心感をもたらすことができると確信しております。

当院は、これからも地域医療を担う中核病院として、市民の皆様の健やかな生活のために最善の医療を提供いたします。

🚨 埼玉県で救急医療に関心のある皆さまへ 🚨�当センター 救急科専門医プログラム・スタッフ募集 に関する WEB説明会 を開催します!🔥 自治医大さいたまでできる救急科研修�重症を見逃さず、判断し、動ける救急医に。�さいたま市の救急医療を担...
09/08/2025

🚨 埼玉県で救急医療に関心のある皆さまへ 🚨�当センター 救急科専門医プログラム・スタッフ募集 に関する WEB説明会 を開催します!

🔥 自治医大さいたまでできる救急科研修�重症を見逃さず、判断し、動ける救急医に。�さいたま市の救急医療を担いながら、プレホスピタルから退院後のフォローまで 幅広く経験できます。
研修で得られる経験(一部)
* 豊富な2次救急症例で、実践的な鑑別力を習得
* 中毒・脳卒中など神経疾患も含め、全身を診る視点を養成
* 救急IVR認定医取得も可能(院内IVR体制の中心)
* 内科総合医・ICU専門医などの資格取得サポート
* Dr Carによるプレホスピタル対応(重症外傷・ショックなど)
* Hybrid ER → ICU → 病棟 → 退院支援までの一貫した診療経験
* 症例報告・研究・学会発表・論文執筆の支援
* 時短勤務・当直免除など柔軟な働き方の相談可

📅 説明会概要
* 日時:2025年8月11日(月)13:00〜15:00
* 形式:Zoom(事前申込制)
* 対象:救急科専攻医(2026年度以降)、スタッフ希望者
* 申込:Peatixから登録
https://peatix.com/event/4517917/view

📝 プログラム(予定)
* 開会挨拶
* 病院・救急科紹介
* 救急科研修プログラム説明
* 診療体制・教育体制・処遇
* ICU研修紹介
* 専門医育成ポリシー・メンター制度
* 質疑応答(匿名OK)

📚 当院スタッフ執筆書籍
* ER虎の巻
https://www.chugaiigaku.jp/item/detail.php?id=4385
* Journal clubをやってみよう
https://www.medsi.co.jp/products/detail/3801
* WEB動画で学ぶ人工呼吸管理
https://www.kinpodo-pub.co.jp/book/1809-9/

編集:日本呼吸ケア教育研究会 B5判・192頁 | 定価:本体 5,400円+税 【内容】好評な人工呼吸管理のワークショップを書籍化! 基礎から体系的に人工呼吸管理が学べます。約130分のWEB動画付。

当科の小野将平医師の研究報告が、Anesthesiologyに掲載されました。「RRS起動後のICU入室割合(SIAR)が高い施設ほど、1か月後予後が良い」という内容です。
08/08/2025

当科の小野将平医師の研究報告が、Anesthesiologyに掲載されました。
「RRS起動後のICU入室割合(SIAR)が高い施設ほど、1か月後予後が良い」という内容です。

ing a Japanese in-hospital emergency registry, including patients with RRS activation between 2018 and 2022. We calculated the ICU admission rate (ICU admissions/RRS activations) and the Standardized ICU Admission Ratio (SIAR; actual/predicted ICU admissions) for each of 35 participating institution...

先日、麻酔科にローテート中の研修医の先生方と医局員で、ビアガーデンで懇親会を開催しました。お天気にも恵まれ、日頃の緊張感を少し忘れて、和やかで楽しいひとときを過ごすことができました。手術室ではなかなかゆっくり話せない分、こうした場では自然と...
05/08/2025

先日、麻酔科にローテート中の研修医の先生方と医局員で、ビアガーデンで懇親会を開催しました。
お天気にも恵まれ、日頃の緊張感を少し忘れて、和やかで楽しいひとときを過ごすことができました。

手術室ではなかなかゆっくり話せない分、こうした場では自然と会話も弾み、お互いの距離がぐっと縮まったように感じます。
研修期間中の思い出のひとつになっていれば嬉しく思います。

今後も、こうした交流の機会を大切にしていきたいと思います!

埼玉県の初期研修医の方限定ではありますが、CV穿刺の講習会の受講生を募集しております。当センター救急科医師が講習でたっぷりハンズオンを行います。https://kobaton-med.jp/educationcenter/schedule_...
29/07/2025

埼玉県の初期研修医の方限定ではありますが、CV穿刺の講習会の受講生を募集しております。

当センター救急科医師が講習でたっぷりハンズオンを行います。
https://kobaton-med.jp/educationcenter/schedule_edu/

論文掲載のお知らせ(5件)https://link.springer.com/article/10.1007/s00540-025-03547-1https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40590480/https:...
29/07/2025

論文掲載のお知らせ(5件)

https://link.springer.com/article/10.1007/s00540-025-03547-1
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40590480/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40645500/
https://cureus.com/articles/353632-a-comparison-of-intercostal-nerve-block-and-thoracic-epidural-anesthesia-in-patients-undergoing-video-assisted-thoracic-surgery-a-propensity-score-matched-retrospective-study #!/
https://cureus.com/articles/335455-perioperative-oxygen-supply-demand-balance-in-patients-undergoing-hemodialysis-with-arteriovenous-fistulas-a-retrospective-observational-study #!/

臨床はもちろんのこと、少しでも医療の発展に寄与できるよう、これからも臨床研究も頑張ります!

Background: Patients with end-stage renal disease on hemodialysis (HD) undergoing cardiac surgery face increased risks. Mixed venous saturation (SvO2) is an important parameter representing the systemic oxygen supply-demand balance. However, interpreting SvO2 in HD patients may be challenging due to...

関東地方会に自治さいたまグループも参加してきました!
29/07/2025

関東地方会に自治さいたまグループも参加してきました!

救急科の柏浦医師の研究が、『Critical Care』に掲載されました。本研究は、院外心停止(OHCA)で体外式心肺蘇生(ECPR)を受けた患者のサブフェノタイプを明らかにするため、日本救急医学会(JAAM)の大規模レジストリデータを用い...
22/07/2025

救急科の柏浦医師の研究が、『Critical Care』に掲載されました。

本研究は、院外心停止(OHCA)で体外式心肺蘇生(ECPR)を受けた患者のサブフェノタイプを明らかにするため、日本救急医学会(JAAM)の大規模レジストリデータを用いた観察研究です。

【研究の概要】
2014年から2020年にかけてECPRを施行された1,528例のデータを対象とし、潜在クラス分析(LCA)を用いて患者を臨床的特徴に基づきサブフェノタイプに分類しました。

【主な結果】
解析の結果、患者は以下の3つの異なるサブフェノタイプに分類されました。
標準ECPR群 (n=702): ショック適応リズムで、ECPR導入までの時間が短い群。
遅延ECPR群 (n=457): ショック適応リズムだが、ECPR導入までの時間が長い群。
非ショック適応リズム群 (n=369): 初期心電図が非ショック適応リズムの群。

本研究の最も重要な知見は、これらの群を分ける最も強力な因子が、心停止からECPR開始までのlow-flow timeであったことです。これは、従来の予後予測因子である初期心電図リズムと同等、もしくはそれ以上に重要な因子であることを示唆しています。

各群の30日生存率は以下の通り、統計的に有意な差を示しました。
標準ECPR群: 26.9%
遅延ECPR群: 17.1%
非ショック適応リズム群: 14.1%

【臨床的意義】
本研究で同定された3つのサブフェノタイプは、ECPRを受ける患者の層別化と予後予測のための実用的な枠組みを提供します。特に、ECPRの成功には、従来の適応基準である心電図リズムに加え、治療開始までの時間をいかに短縮するかが重要であることが示唆されました。

詳細は下記リンクよりご参照ください。

Background Out-of-hospital cardiac arrest (OHCA) has poor survival rates, but extracorporeal cardiopulmonary resuscitation (ECPR) shows promise for selected patients, as a second line of therapy after failure of conventional CPR to obtain return of spontaneous circulation, despite implementation cha...

住所

大宮区天沼町1/847
Saitama-shi, Saitama
330-8503

電話番号

+81486472111

ウェブサイト

https://jichi-saitama.jp/

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