
11/05/2025
「起立性調節障害は、怠けじゃない」
それはもう、わかっているつもりなんです。
でも、朝。
また今日も起きてこない我が子を見て、
つい顔がこわばる。声にトゲが出る。
「わかってるのに、どうしてこんなにイライラするんだろう…」
そんな風に、自分を責めてしまう親御さんも多いのではないでしょうか。
【 漢方の視点から見ると…】
春は「肝(かん)」の季節。
肝は自律神経や感情のバランスをつかさどり、
のびのびと気を巡らせるのが得意な臓です。
でもこの肝が乱れると、
・気がうまく巡らずイライラする
・言いたくないことがつい口をつく
・心に余裕がなくなる
という、まさに感情が内にたまり、外にぶつかる状態になります。
子どもの体が朝に動かないのと同じように、
親の心もまた「巡っていない」時があるんです。
【 家族にできること】
・「なんでこんなにイライラしてるんだろう?」と自分の心に目を向ける
・深呼吸、ストレッチ、自然の中を歩くなど、“巡り”を整える習慣を取り入れる
・完璧な声かけじゃなくても、「今日もおはよう」とだけ言えたら十分
子どもと同じように、
親の心も揺れながら日々を生きています。
春は「ゆらぎ」の季節。
無理にまっすぐ立ち直そうとせず、
少しずつ、めぐりを取り戻していけたらいいですね。