03/06/2019
おうち整体こころセラピスト体験講座を開催した時の話です。
メインは心のお話で質疑応答も多く1時間くらいオーバーした濃密な時間になったのですが…。
その中で体のことを相談されることがありました。
症状別のお話などを色々と尋ねられたのですが、症状を追いかけているとキリが無いのですよね。
体に現れた症状を細分化しようと思えば、いくらでも細分化することが可能です。
いつも言うのですが、体の根本さえ分かっていたら、大抵のことは施術で何とか出来るということが分かるようになります。
例えば、こういう感情の時はこういう臓器に症状が出るんだよ…と分けて学んでいたとしましょう。
怒りなら肝臓、悲しみなら肺というように東洋医学ではそう学んだりするのですが…。
私はあまり意味の無いことだと思っています。
大切なのは、その症状を改善出来るかどうか…ということです。
その際、心からアプローチを行うということも大切なのですが…。
それらの感情をまとめてしまうと「嫌」ということです。
感情を大きく分けると「好き」「嫌い」「どちらでもない」の3つになります。
感情を細分化していこうと思うのなら、いくらでも出来るわけです。
怒り・悲しみ・嫉み・恨み・憂鬱・物惜しみなど…。
まとめてしまえば、「嫌な感情」ということなのですよね。
「嫌な感情は何から起こっているの?」と大元を見たら「自分」から起こっていることが分かるわけです。
「じゃあ、その自分って何ですか?」という話になってきます。
先日のおうち整体こころセラピスト体験講座でも、「自分とは何か?」ということをお話させて頂きました。
仏教では無我を説きます。
自分が有るから怒りや悲しみが起こるわけですね。
もし自分が無ければ、そういう「嫌な感情」も無くなるわけです。
「自分が無い」なんて言われても、何のことやら意味が分からないと思います。
それでも少しずつ学んでいくと、自ずと「嫌な感情」が減っていくわけですね。
そうすると、各臓器に影響を与える不快な感情自体の影響も薄くなっていきます。
故に、体を何とかしようと思うのなら、心のことを学ぶことも大切になってくるということです。
精神科では心は脳にあると思われています。
脳は物質ですから、物質を物質で何とかしようと、薬で脳をコントロールしようとするわけです。
それで改善することもあるわけですが、何年も薬を飲み続けないといけないこともありますよね。
私自身、鬱病と診断され10年薬を飲み続けましたが、薬で治ることはありませんでした。
薬で良くなる方もいらっしゃるので、全てを否定するわけではありません。
ですが、私が改善したのは「心」の影響が大きいのです。
先日こんなことを尋ねられました。
別の所で施術も学んでいた方が、リンパの流し方について「こういう方向で必ず流すように」と言われたらしく、松井式でお伝えしているのが逆なのでどっちが正しいのでしょう?ということでした。
なので私は「どちらでも大丈夫ですよ。」とお答えしました。
その方が学ばれている施術では、逆にするのは禁忌だということらしいのです。
やってみたら分かりますが、どちらでも同じ結果になります。
何故なら、大切なポイントがそこでは無いからです。
松井式にもテキスト作成上、一応手順はありますが…。
手順はどうでも良くて、改善すれば良いのです。
でも、外から何かの知識を得ると、それが唯一絶対のように思ってしまうこともあるのですよね。
特に権威のある方からの言葉から、呪いの言葉のように強い印象を与えられてしまうこともあるようです。
多いのが「お医者さんに言われたから…」というような西洋医療信仰の強い場合です。
お医者さんに「治らない」などと言われると、もう一生治らないような気がしてしまうこともあるのです。
前に松井先生の言葉を紹介したことがあります。
【常識破りの松井式(12話目)】
https://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-12364559287.html
「治らない」のではなく、その人には「治せない」というだけの話なのですが、何でも鵜呑みに信じてしまうというのは時に恐ろしい結果を生み出します。
信仰というのは強い力を持つが故に、誤った信仰を持つと恐ろしい結果を引き起こすこともあれば、頑なになってしまい他の意見を聞き入れなくなってしまうようなこともあります。
松井式気功整体の体験講座に参加された方は、右の顔が腫れているということで病院に行ったそうです。
診てもらった結果、ウイルスでは無いということで薬を出されたけれども治らず…というお話でした。
もうお話を聞いている途中から、「それなら施術で何とか出来る」ということが分かるようになるのです。
それを伝えたところ「信じられません。」ということだったのですが、施術を受ける前、気功の体験のみで試してもらったところ、それだけでも痛みが消えてしまったらしく…。
やっと信じてもらえたようです(笑)
私はいつも言うんです。
「簡単に信じないで下さい。」と。
疑って疑って、自分でやってみて、本当だと思ったら信じれば良いですよ…と。
人間、経験したことしか分かりません。
だから、気功整体で病気が改善するなどと言われても、それまでの価値観でしか判断出来ないから疑うのは当たり前なのです。
それも全ては「心」が引き起こしていることで、自分が正しいと思う心は色々な問題を引き起こします。
人間一人の体の問題も、心の問題だけでなく、社会全体の問題も心の現れなのですよね。
だからこそ、「心」を学ぶのが大切で「自分」というのが何なのか…ということを探究することが、社会問題を解決することにも繋がってくるわけです。
でも、そんな学びを邪魔するのも「自分」なのですよね。
問題を解決するのも自分だけれど、問題を引き起こすのも自分なわけです。
自分が何者かということも、自分の価値観で捉えてしまうので、またこれが厄介なのですが…。
とにかく自分の殻を剥いで剥いで剥いで…。
自分の殻が薄くなってくると、やっと「ありのままの世界」や「ありのままの自分」が見えてくるようになります。
と、私自身盲目で思い込みが激しくて、知識だけ持っていてプライドの高い自分だったわけですが…。
それを変える切っ掛けを与えてくれたのが、私の師である松井先生だったのですよね。
その松井先生が何をしていたかというと、体と心の学びです。
体のことは気功整体講座で、心のことは心の勉強会でお伝えしています。
【心の勉強会(こころセラピスト講座)】
ttps://www.kokoben.com/
「自分とは何か?」ということを探究していきたい方の為に、段階を踏んでお伝えしていきます。
体のことを学びたい方には、おうち整体講座があります。
体験講座も随時開催しておりますので、まずは体験されてみて下さいね。
【松井式気功整体体験講座のご案内】
https://www.matsuishiki.com/taiken/
体も心もどちらも大切なのです。
どちらかだけではなく、両面から見ていくことで、もう一方の世界も良く見えるようになっていきますよ!