19/11/2015
【臨床より 6:】
「呼吸は、たくさん吸おうとしてはいけない」
呼吸が浅い人は、全身が、とくに首肩がかたまります。
そういう人の特徴が、「一生懸命息をしてしまう」ことなんです。
ためしに、深呼吸をしてみて下さい。
・・・
吸うときに、肩を上げてしまいませんか?
それが、「たくさん吸おうとするリキみ」です。
リキむと『通気性』が落ちるので、うまく吸えないんです。
むしろ、カラダに良いのは、
「細く長く息をする」というものです。
「息が長い商売」などとも言いますが、
細く長いと、調和・循環・リラックスになる。
あと・・・
「速すぎる流しソーメン」って、嫌でしょ?
まともに食べられないですよね。
「なんだそりゃ!」
って思うでしょうけども(笑)。
たくさん吸おうとした息のスピードでは、
「大事なところに届かない(染み渡らない)」んです。
これが、すごく重要。
「量の問題じゃねえんだぜ!」
ということが、本当に多くあります。
食べものだって、たくさん食べればいいわけじゃない。
それと同じです。たくさん息すればいいってもんじゃない。
染み渡らないと、意味がないんです。
細く、長く、です。
味わうように。
波がいきつ、戻りつ、するように。
呼吸だけじゃないんですよね。
ほんとは、ストレッチでも、マッサージでも。
「カラダや脳が嫌がらない」ようにしてあげる。
よく考えたら、ごく当たり前なんですけどね。
すべての健康法は、
「自分のカラダとの仲直り」なんです。
本当は。