
19/01/2022
ゴルフをする時に肩甲骨が痛いと悩んでいませんか? 「自分が下手だから痛くなるのは仕方がないし、痛みはつきもの。」と諦めているかもしれませんが、身体をケアしてあげると和らぐ痛みも多いです。 スイングが下手だからと修正するのも1つの手ではありますが、そもそも上手くスイングできる身体の状態が整っていないと、いくらフォームを修正しても良くなりません。 そこで、今回はゴルフで肩甲骨が痛くなる時に考えられることや原因、対処法を解説します。 ゴルフで肩甲骨が痛い時に考えられること ゴルフで肩甲骨が痛い時に考えられることとしては、主に以下の3つです。 筋肉の痛み 神経の痛み 骨の痛み ほとんどの方は筋肉の痛みであることが多いですが、可能性としては神経や骨の痛みも考えられるので、それぞれ具体的に解説します。 筋肉の痛み 肩甲骨には筋肉が多く付着しているので、肩甲骨自体が痛いわけではなく、筋肉の痛みであることが多いです。 肩甲骨に付着する筋肉の中でも、特に痛みが出やすい筋肉が以下の3つです。 肩甲骨の内側にある菱形筋りょうけいきん 肩甲骨の上側にある棘上筋きょくじょうきん 肩甲骨の外側にある小円筋しょうえんきん、大円筋だいえんきん 筋肉による痛みの場合、筋肉が緊張して硬くなること、伸ばされ続ける、強く伸ばされることによる、微細な傷ができ炎症による痛みが考えられます。 例えば、肩甲骨の外側にある小円筋や大円筋はスイングの最後で腕を振り切った時に強く伸ばされます。 小円筋や大円筋が硬く柔軟性が低い状態だと、腕を振り切って強く伸ばされた時に微細な傷がつき、炎症を起こす可能性があります。 その結果、それが痛みに繋がってしまう恐れがあります。 神経の痛み 神経は背骨から出て、腕や足など身体の各部位へ向かって伸びています。 首から出た神経は腕や背中、腰から出た神経はお尻や太ももというように、背骨のどこから出た神経が身体のどこに向かうのかは決まっています。 そして、神経に何らかの問題が起こると、その神経と対応している身体の部位に痛みや痺れが起こります。 肩甲骨の辺りを支配するのは、背骨の首部分にあたる頚椎けいついの下の方、背中部分にあたる胸椎きょうついの上から真ん中辺りから出ている神経です。 頚椎や胸椎の障害で肩甲骨に痛みが出る可能性があるということです。 神経が障害される病気としては、頚椎椎間板けいついついかんばんヘルニア、頚椎症性脊髄症けいついしょうせいせきずいしょう、変形性脊椎症へんけいせいせきついしょうなどが考えられます。 例えば、頚椎椎間板ヘルニアでは、首や肩、腕に痛みやしびれが出たり(神経根の障害)、箸が使いにくくなったり、ボタンがかけづらくなったりします。 ■参照元:公益社団法人 日本整形外科学会 上記に挙げた病気によって、肩甲骨辺りを支配する神経が圧迫されると、肩甲骨に痛みが出る可能性が考えられます。 骨の痛み 骨の痛みである可能性はかなり低いですが、あまりにもハードに練習したりしている場合は、疲労骨折の可能性もあります。 疲労骨折とは、1回の大きな外傷でおこる通常の骨折とは異なり、骨の同じ部位に繰り返し加わる小さな力によって、骨にひびがはいったり、ひびが進んで完全な骨折に至った状態を言います。 ■参照元:公益社団法人 日本整形外科学会 スポーツでは、短期的に集中してトレーニングを行った時に生じるのが特徴です。 筋肉は骨に付着しているため、スポーツのような激しい動きでは、筋肉が強く引っ張られ、付着している部分の骨も引っ張られます。 ゴルフも例外ではなく、スイング時には肩甲骨に付着している筋肉が強く引っ張られ、それに伴って肩甲骨も筋肉に引っ張られます。 それを繰り返すことで、疲労骨折を起こしてしまう可能性は考えられます。 あまりにも痛みが強い場合は、整形外科の受診をお勧めします。 ゴルフで肩甲骨が痛くなる5つの原因 ゴルフで肩甲骨が痛くなる原因としては、主に以下の5つあります。 練習のしすぎ アップが足りていない 背中に無駄な力が入っている 腕に無駄な力が入っている 腰や股関節など下半身が硬い それぞれ解説します。 練習のしすぎ これまでスポーツを習慣的にしていなかった方や他のスポーツはしていてもゴルフは初心者の方がゴルフを始めると、痛みが出る可能性があります。 慣れない運動や動きをすると筋肉痛になるのと同じで、ゴルフに慣れていない方は初めたては筋肉痛になりやすいです。 また、そのような方が急に練習をしすぎると、より痛みは出やすくなります。...
https://kishiropt.com/golf-scapula-hurts/
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