
18/02/2025
馬関医心 vol.32 2022新年号より冬のレシピの記事をご紹介します。
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「お鍋一つで出来る簡単かぼちゃスープ」
かぼちゃは、料理やスイーツに使われる、人気のある野菜です。普通、野菜は採れたてが美味しいですが、かぼちゃは収穫してすぐよりも数ヶ月間保管して追熟してからの方が美味しくなり、栄養価も増えます。(旬というのは自然のなかで育った食べ物がもっとも美味しく、栄養価が高い時期を指します。)そのため、かぼちゃの旬は収穫してすぐの夏ではなく秋から冬とされています。
かぼちゃには三大抗酸化ビタミンといわれる、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンCが多く、これら3つの成分が相乗的に働き、免疫力強化、細胞の老化を予防し、動脈硬化やガンなどの生活習慣病の発症や進行を抑制します。
美味しくて栄養価が高いかぼちゃの見分け方は、皮と軸の切口を見ます。軸の切口がしっかり乾燥していてコルクのように固くなり、軸の周りが凹んでいるものが、いいかぼちゃの証です。また、皮の表面がつやつやしていて皮が硬いものがおすすめです。たまに下の方が黄色、オレンジ色のかぼちゃがありますが、あの色ムラは皮が日に当たっていなかったために起こります。この色ムラは味には関係しません。この日焼けしていない部分は中身と同じ色といえるので、完熟の目安になります。色ムラがある場合は、オレンジ色が濃いものを選びましょう。カットかぼちゃを選ぶときは、中身が濃い色をしている、種がしっかりと詰まっていてぷっくりと膨らんでいるものを選ぶのがポイントです。
かぼちゃは冷凍保存もできます。種とワタを取り、余分な水分を拭き取った後、カットしラップに包み、保存袋に入れて冷凍庫で保存してみましょう。冷凍のまま調理可能で、いつでも美味しくかぼちゃを食べることができます。かぼちゃはとっても身近な野菜ですが、良いとこづくしの野菜です。まだまだ寒い時期が続きますので、あたたかいスープを飲んで毎日を乗り切りましょう。
【材料 4人分】
かぼちゃ・・・・300g
小麦粉・・・・・小さじ2(6g)
牛乳・・・・・・400ml
コンソメ・・・・1/2個(2.7g)
塩こしょう・・・0.2g
バター・・・・・10g
【作り方】
① かぼちゃを薄い角切りにし、茹でる。(電子レンジの場合、同様に角切りし、耐熱容器に入れラップをかけ加熱する。竹串が刺さるくらい柔らかくなったら鍋に移す。)
② 竹串がすーっと刺さるようになったらお湯を捨て、へらで潰して小麦粉を入れ粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
③ 加熱しながら牛乳を少しずつ加え、かぼちゃを伸ばしていく。
④ コンソメを入れ、塩こしょうし、バターを加え溶けたら完成です。
【1人分の栄養量】
エネルギー:145kcal タンパク質:5.0g 脂質:6.1g 炭水化物;22g 食塩相当量:0.4g ビタミンE:7.2mg(成人男性の1日の目安量の120%) ビタミンC:33.1mg(成人男性の1日の推奨量の33%)