医業種交流会mebius

医業種交流会mebius 医療機関,介護施設に接する業種の方々、これからの交流を持ちたいと考え

医療、介護に関わる方々の横のつながりを作ろうと平成23年3月8日にスタートした医業種交流会mebiusです。これまでに東京、大阪、京都、福岡、仙台で計16回開催。もっと医療経営に関わる勉強会ビジネス部会も東京と大阪でスタートしています。医療経営に役立つ知識を得るというビジネスミニ部会も14回開催しております。これまで述べ1000人の方々が参加されました。今後も情報交換会、ビジメス部会を中心にセミナーなどビジネスに繋がる企画していきたいと考えております。2015年11月5日新リニューアルでe-mebiusというHPが出来ました。メンバーの方であれば無料で利用できます。参加資格は医療に関連する方または関係したい方であれば自由に参加できます。

おはようございます!医業種交流会mebiusビジネス部会です「患者は必ず減る?その1」診療行為や経費内容のパターンを分析し、減収にならない診療テクニックを身につけましょう。【開業後の患者数の変化と医師の対応】開業5~10年で患者数はピークを...
24/04/2026

おはようございます!医業種交流会mebiusビジネス部会です「患者は必ず減る?その1」診療行為や経費内容のパターンを分析し、減収にならない診療テクニックを身につけましょう。
【開業後の患者数の変化と医師の対応】

開業5~10年で患者数はピークを迎え、その後増減を繰り返します。開業10~15年過ぎると借入金返済の目途がつき資金に余裕が出てきますが、競合進出による患者減少収入減も覚悟し、スタッフ体制や診療内容を見直して所得維持できる体制を整えることが重要です。変化を乗り越えきたベテラン医師は、競合進出による患者減少を想定し、診療内容の差別化等競合にはないメリットを意識し、収入を確保するテクニック、ダウンサイジングや固定費削減等収入維持を計ります。

開業10年後の収入停滞と競合の影響

開業5~10年で収入がほぼ横ばいになります。所得はそれ以上の増加は望めません。収入安定した後の競合進出は、所得減少につながる可能性が大きく閉院に繋がる事もあります。

競合不在でも患者は減る?診療体制の見直し時期

競合進出がなくても、所得は増え続けないのが現実です。開業10~15年で、年間1~3%程度の範囲で患者数が減り始めます。新しい医療を取り入れないワンパターン診療には注意が必要です。65歳を超え体力的限界も見え診療体制変更を考える時期、競合進出があればダメージが大きくなります。競合進出などの環境変化がなくても患者減少が続く場合は潮目と考え、診療体制や新たな専門外来、治療機器更新等の見直しが必要です。新たな患者対策として診療を進化させる時と考えて対応しなければなりません。
その2へ続く

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。「亡くなった親族からのカルテ開示請求」について2年前まで通院、その後高齢者施設に移った患者さんがなくなりました。お子さんが2人、長男はなくなられお子さん1人、次男が存命。相続権利...
17/04/2026

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。
「亡くなった親族からのカルテ開示請求」について
2年前まで通院、その後高齢者施設に移った患者さんがなくなりました。お子さんが2人、長男はなくなられお子さん1人、次男が存命。相続権利者はこの2人です。次男に有利な遺言を残したらしく、亡くなった患者さんは認知症であったから遺言無効と訴えている。認知症診断の立証のために当院のカルテを閲覧したいようだが巻き込まれたくないのでどうしたらいいか相談があった。

顧問弁護士に確認したところ次のような回答があった。

診療記録は、相続人である遺族から開示請求があった場合には、開示しなければなりません。当該弁護士が相続人全員からの委任又は同意を得ていれば問題はありません(相続関係を証する戸籍や相続人情報の写しと委任状を添付させれば良いです)

 開示請求書面の作成も、弁護士が就いているのであれば、一次的には弁護士に作成させればよろしいかと思います。ただ、一部の相続人からの請求で、他の相続人からクレームが付くことも考えられます

 そこで、相続人全員の同意がない一部の相続人からの開示請求であれば、弁護士法23条の2に基づく照会(弁護士会照会制度)であれば開示するので、弁護士会照会の手続を取って欲しい、と弁護士に伝えるのも一つの方法です。

このようなカルテ開示請求が増えている。対応方法を整理し準備しておきましょう。

          医業種交流会メビウスビジネス部会

こんにちは!医業種交流会mebiusビジネス部会です。「医師が診療を止めるリスクその2」開業医は、経営が軌道に乗るまで誰よりも長く働き、患者さん一人ひとりに寄り添う努力を続けています。集患のために間口を広げ、リピーターを増やすため無理を重ね...
09/04/2026

こんにちは!医業種交流会mebiusビジネス部会です。「医師が診療を止めるリスクその2」
開業医は、経営が軌道に乗るまで誰よりも長く働き、患者さん一人ひとりに寄り添う努力を続けています。集患のために間口を広げ、リピーターを増やすため無理を重ねる時期もあります。しかし、医師も一人の人間であり、心身の限界や予期せぬ不調は突然やってきます。

特に近年では、感染症による隔離措置や、過労による体調不良などで診療に穴が空いてしまうケースが散見されます。こうした事態が起きた際、何の準備もなければ、積み上げてきた患者さんとの信頼関係が崩れてしまう可能性があります。まずは、自分がいなくなった時のシミュレーションを真剣に考えてみましょう。

代診ドクターの確保という壁

2ヶ月以上の長期休診を乗り切るためには、代診の手配が不可欠です。代診の先生がいるかいないかで、クリニックの存続可否が決まるといっても過言ではありません。しかし、緊急時に即座に動いてくれる医師を見つけるのは非常に困難です。

代診ルートの構築方法

いざという時に頼れるルートを、平時から複数持っておくことが理想的です。具体的には以下のような選択肢があります。

大学医局や出身病院とのコネクションを維持し、非常勤医師の派遣を依頼する
地域医師会を通じて、近隣のドクターと相互支援(患者紹介)の約束をしておく
医師紹介会社に数社登録し、スポット勤務が可能な人材を確保する体制を整える
非常勤医師をあらかじめ採用しておき、診療を複数医師体制にしておく

代診ドクターへの依頼はコストがかかりますが、患者さんが他院へ流出する損害に比べれば、必要不可欠な経費といえます。スポット勤務では、安心して任せることができない診療リスクがある事を理解しておかなくてはなりません。通院患者の処方中心にする方法もあります。経営を維持するためには、診療の灯を消さないことです。

まとめ・・備えあれば憂いなしの精神で

医師が診療できなくなることは、クリニックにとって最大の経営危機です。しかし、そのリスクを直視し、対策を講じているクリニックは意外にも多くありません。スタッフへの指示系統、患者さんへのアナウンス方法、代診の確保ルートなど、平時のうちに準備できることは山ほどあります。

私たちの目標は、医師が安心して医療に打ち込める環境を作ることです。トラブルは起きないに越したことはありませんが、起きた後の初動がクリニックの未来を左右します。まずは一度、ご自身のクリニックの危機管理体制を見直してみてはいかがでしょうか。具体的な相談が必要な場合は、医業種交流会メビウスのメンバーへご相談ください。

クリニック経営の現場に深く入り込んだコンサルティングや開業支援を行っているメンバーいます。医療・介護現場の「リアル」を知る立場から、医師が直面する経営課題を解決するための実践的なソリューションを提供し続けています。

おはようございます。医業種交流会mebius事務局です。すでに皆さんご周知だと思いますが医療用プラスティック手袋は品切れが出ております。また在庫ありのケースでは価格が2倍となったケースもあります。取扱店によっては以前の価格で販売している所も...
03/04/2026

おはようございます。医業種交流会mebius事務局です。
すでに皆さんご周知だと思いますが医療用プラスティック手袋は品切れが出ております。また在庫ありのケースでは価格が2倍となったケースもあります。取扱店によっては以前の価格で販売している所もありますので今のうちに手配しておきましょう。
どんどん品薄便乗値上げも起きそうです。気をつけましょう

おはようございます。医業交流会mebiusビジネス部会です。コラム【医師が診療を止めるリスクその1】クリニック経営において、院長という存在は代えのきかない最大の経営資源であると同時に、最大のリスク要因でもあります。私たちが日々向き合っている...
01/04/2026

おはようございます。医業交流会mebiusビジネス部会です。コラム【医師が診療を止めるリスクその1】
クリニック経営において、院長という存在は代えのきかない最大の経営資源であると同時に、最大のリスク要因でもあります。私たちが日々向き合っている現場では、先生が突然の病気や不慮の事故、あるいはご家族の急病などで診療を継続できなくなる場面に何度も遭遇してきました。地域医療を支える先生方にとっても、こうした事態への備えである危機管理の構築は、患者さんの健康とクリニックの存続を守るための最優先課題といえるでしょう。

医師が診療を止めるリスクと向き合う

開業医の先生は、経営が軌道に乗るまで誰よりも長く働き、患者さん一人ひとりに寄り添う努力を続けています。集患のために間口を広げ、リピーターを増やすため無理を重ねる時期もあります。しかし、医師も一人の人間であり、心身の限界や予期せぬ不調は突然やってきます。

特に近年では、感染症による隔離措置や、過労による体調不良などで診療に穴が空いてしまうケースが散見されます。こうした事態が起きた際、何の準備もなければ、積み上げてきた患者さんとの信頼関係が崩れてしまう可能性があります。まずは、自分がいなくなった時のシミュレーションを真剣に考えてみましょう。

診療停止が及ぼす影響の範囲

院長が不在となることで生じる影響は、単なる収益の減少だけにとどまりません。継続的な加療が必要な慢性疾患の患者さんの健康状態や、予約を入れていた方の不便、さらには共に働くスタッフの雇用維持など、多方面に波及します。こうした多角的な視点からリスクを捉える必要があります。

休診期間に応じた段階的な対策

診療ができなくなった場合、その期間によって講じるべき対策は異なります。大切なのは、状況が変わるごとに情報を更新し、患者さんに安心感を与え続けることです。

数日程度の短期休診(2〜3日)

風邪や軽微な体調不良など、数日で復帰が見込める場合は、迅速な連絡配信が鍵となります。以下の対応を即座に実施しましょう。

ホームページのトップページへ目立つ形で休診のお知らせを掲載
クリニックの入り口に、事情を説明する貼り紙の掲示
予約患者さんへ対し、電話やメールで個別連絡を取り、予約振替をする
1週間以上の中期休診

1週間以上の休診が見込まれる場合、患者さんは「いつから再開するのか」という点に強い不安を感じます。復帰の目処が直ぐ立たない場合でも、一定期限を切って「〇月〇日に診療再開予定です」とアナウンスすることが重要です。長い休診のお知らせより、こまめに情報を更新する方が患者さんの離脱を防ぐことができます。

1ヶ月を超える長期休診

1ヶ月以上の休診となる場合は、周辺医療機関へ一時的な紹介を検討する必要があります。通院中の患者さんは、よほどの事情がない限り転院を望まないものです。周辺医療機関へ丁寧に一時的な受け入れを依頼すれば、院長が復帰した際、戻ってきてくれる確率は非常に高いといえます。地域医療のネットワークを活かし、連携先を日頃から確保しておくことが重要です。

具体的な患者対応の実務

医師不在の間、現場を守るスタッフの役割は極めて重要になります。スタッフが自信を持って対応できるよう、マニュアル化しておきたいポイントがいくつかあります。処方が必要な患者さんには、より柔軟な対応が求められます。

オンライン診療活用や、近隣の提携クリニックへの紹介をスムーズに行う
医師とメール等で連絡が取れる場合は、指示を仰ぎ、適切な対応等説明する
重症化リスクがある患者さんは、連携病院や専門病院への受診連絡を代行する

等いくつかのパターンを想定し準備しておくことです。診療再開に合わせた再予約の調整など、医師復帰を前提とした前向きなコミュニケーションを心がけることで、患者さんの不安を最小限に抑えることができるでしょう。その2へ続く

おはようございます。医業交流会mebius事務局です。桜が満開になるとなかなか青空に恵まれません。千鳥ヶ淵は見頃華やかになりました。新年度も元気を貰っていい仕事でいきましょう
01/04/2026

おはようございます。医業交流会mebius事務局です。桜が満開になるとなかなか青空に恵まれません。千鳥ヶ淵は見頃華やかになりました。新年度も元気を貰っていい仕事でいきましょう

おはようございます。桜便りです。週末満開情報の桜はどうだろう?早く咲くのはもったいない。さあ千鳥ヶ淵堀に垂れる枝の蕾を定点観測。咲いたねえ奥はもっと咲いてるはず。スマホを向ける人やはり。ジョグ父さんおはようございます。事務所近い商店街桜もは...
23/03/2026

おはようございます。桜便りです。週末満開情報の桜はどうだろう?早く咲くのはもったいない。さあ千鳥ヶ淵堀に垂れる枝の蕾を定点観測。咲いたねえ奥はもっと咲いてるはず。スマホを向ける人やはり。ジョグ父さんおはようございます。事務所近い商店街桜もは満開でした。年度末いい仕事でいきましょう

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。「複合ビルで避難経路対策その2」医療機関ならではのスタッフ教育と避難訓練の重要性多くのクリニックでは、来院する患者さんの数に対して、現場で働くスタッフの人数は決して多くありません...
21/03/2026

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。「複合ビルで避難経路対策その2」医療機関ならではのスタッフ教育と避難訓練の重要性
多くのクリニックでは、来院する患者さんの数に対して、現場で働くスタッフの人数は決して多くありません。また、医療現場は女性が中心の職場であることが多いため、重量物の移動やパニックに陥った患者さんの誘導には、事前の綿密なシミュレーションが不可欠です。消防法で定められた定期点検を実施するだけでは不十分であり、実際に火災が発生したという想定で、スタッフ全員が役割を分担する訓練を行う必要があります。

私たちの経験上、以下のような訓練項目を定期的に実施することをお勧めしています。

車椅子や足の不自由な患者さんを階段で搬送する手順の確認
停電した暗闇の中で、誘導灯だけを頼りに避難経路を歩く体験
消火器の正しい使い方と、初期消火の判断基準の共有
緊急連絡網の作動確認と、スタッフの安否確認フローの徹底

このような実践的な取り組みを継続することで、スタッフの防災意識が向上し、院内の不安が「寛解」(状況が落ち着き、安心できる状態に向かうこと)へとつながります。

災害保険の選定と補償内容の正確な把握

万が一、被災してしまった際にクリニックの再建を助けてくれるのは保険です。しかし、保険会社やプランによって、補償される範囲は驚くほど異なります。火災だけでなく、近隣からの延焼、地震による倒壊、あるいは台風による水害など、自院が入居するビルの立地条件に合わせて最適な保険を選ばなければなりません。特約の内容をよく確認せず、いざという時に「什器の補償が含まれていなかった」という事態に陥ることは避けたいものです。

また、休業補償についても検討が必要です。被災して診療ができない期間の固定費や、スタッフの給与をどう確保するかは、経営者にとって切実な問題です。私たちが事務長代行として関わる際は、保険の専門家とともに補償内容を精査し、クリニックの継続性を担保するための資金計画を提案しています。契約書の細かい文字の中にこそ、経営を守るための鍵が隠されているのです。

防犯対策と患者トラブルへの備え

最近では自然災害だけでなく、人為的なトラブルへの対策も重要視されています。クリニックには多様な背景を持つ患者さんが来院されますが、なかには理不尽な要求を繰り返したり、女性スタッフに対して威圧的な態度をとったりする方も増えています。緊急時の連絡方法として、近くの交番との連携や、非常通報ボタンの設置場所をスタッフ全員で再確認しておくべきです。防犯と防災は、患者さんの安全を守るという一点において、同じ優先順位で語られるべき課題でしょう。

クリニック経営は、患者さんの健康を守る尊い仕事です。その舞台となる建物が安全であってこそ、質の高い医療を提供することができます。もし、今のビル管理に不安を感じていたり、避難訓練の進め方に迷っていたりするのであれば、ぜひ一度ご相談ください。私たちは、現場の「リアル」を知る専門家として、皆様のクリニックを支える良きパートナーでありたいと願っています。

私たちは、クリニック経営の現場における「名参謀」でありたいと考えています。医療の質を高めるためには、院長が経営や雑務に忙殺されることなく、患者さんと向き合う時間を作ることが何より大切です。私は事務長代行という立場から、防災対策やスタッフマネジメント、開業支援など、クリニック運営のあらゆる側面をサポートしてきました。今回お話しした複合ビルの防災対策も、実際に私たちが多くのビルを調査し、改善を繰り返してきた経験に基づいています。医療現場の明日をより安全で、より豊かなものにするための発信を続けてまいります。クリニックに関わるすべての方々が、安心して毎日を過ごせるような組織作りを、これからも全力でお手伝いさせていただきます。
           医業種交流会メビウスビジネス部会

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。「複合ビルにおける避難経路対策その1」についてメビウスビジネス部会では、日々医療機関の運営サポートを行っています。開業を控えた先生方や、ビル管理に悩む院長さんからの相談が増えてい...
19/03/2026

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。「複合ビルにおける避難経路対策その1」について
メビウスビジネス部会では、日々医療機関の運営サポートを行っています。開業を控えた先生方や、ビル管理に悩む院長さんからの相談が増えています。特に複合ビルでのテナント開業において「防災対策」は大きな課題です。内装や最新機器の導入には熱心でも、いざという時の避難経路や火災報知器の動作訓練の確認は業者任せになっているケースが非常に多く見受けられます。患者さんとスタッフの命を守るための基盤である建物管理について、現場目線での警鐘を鳴らしたいと思います。

[mokuji]
複合ビルにおける避難経路対策の物理的な限界

複合ビルでクリニックを運営する場合、避難経路の確保には構造上の限界が付きまといます。特に築年数が経過したビルでは、現代の消防法基準には適合していても、実際の避難においては非常に使い勝手が悪い階段や通路が存在することが珍しくありません。都心部では、限られた敷地にビルが密集しているため、非常階段が急勾配であったり、通路が極端に狭かったりすることが、安全上のリスク因子(トラブルを引き起こす原因となる要素)となります。

また、他のテナントとの共用部分である廊下や階段室に、私物が放置されていることも大きな問題です。クリニックがどれだけ自院の入り口を清潔に保っていても、同じビル内の飲食店や事務所が段ボールなどを積み上げていれば、火災時の避難は阻害されてしまいます。このような周囲の環境を含めたリスクを、開業前にどれだけ厳密にチェックできるかが、その後の運営の安心感を大きく左右するのです。

テナント開業時に見落とされがちな防災設備と管理体制

内装工事の段階では、多くの場合、消防署への書類提出は施工業者が代行します。そのため、院長自身が自院の防火区画や排煙設備の仕組みを詳しく把握していないことが多々あります。特に「警備会社と契約しているから安心だ」という思い込みには注意が必要です。防犯センサーが機能していても、火災報知器がビル全体の管理システムとどう連動しているか、あるいはエレベーターが地震時にどの階で止まる設定なのかまで把握している方は少数派でしょう。

私たちが支援する現場では、以下のようなポイントを事前確認することを推奨しています。

火災報知器の設置年数と最終点検日の確認
スプリンクラーや消火器の有効期限と配置場所
非常用照明が停電時に確実に点灯するかどうかのテスト
避難器具(救助袋など)が実際に使用可能な状態にあるか

これらが一つでも欠けていれば、災害時の予後(その後の経過や結果)は非常に厳しいものになると言わざるを得ません。

ビルオーナーの姿勢が防災の質を左右する

建築から30年以上が経過しているビルでは、目に見えない部分での劣化が進んでいます。なかにはビル管理に費用をかけることを嫌うオーナーも存在し、入居後に火災報知器の不備が発覚したり、配管配線トラブルが発生したりすることもあります。台風による雨漏りや、エレベーターの故障などは、管理体制が脆弱である証拠です。入居前に管理会社との契約内容を精査し、被災時や故障時にどのような対応がなされるのかを「否定」(問題がないと決めつけること)せず、疑いの目を持って確認することが重要です。その2へ続く

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。「医療現場に押し寄せるZ世代の価値観と現場の戸惑い」その2活気あるクリニックであっても、たった一人のスタッフとの意思疎通の不全が原因で、全体の雰囲気が停滞してしまうことは珍しくあ...
15/03/2026

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。
「医療現場に押し寄せるZ世代の価値観と現場の戸惑い」その2

活気あるクリニックであっても、たった一人のスタッフとの意思疎通の不全が原因で、全体の雰囲気が停滞してしまうことは珍しくありません。「どうしたら育つのだろう」という悩みは、今や技術的な指導以前の、人間関係や価値観のすり合わせという非常に根深い問題へとシフトしています。

パワハラのリスクを恐れるあまり、指導が機能不全に陥るリスク

管理職や院長先生にとって、最も大きな懸念事項の一つが「パワーハラスメント」と認定されることです。正当な業務指導であっても、受け取り側が「精神的な苦痛を受けた」と主張すれば、事態は複雑化します。特にZ世代はハラスメント教育を受けてきているため、自身の権利に対して非常に敏感です。

指導者が「良かれと思って」行った時間外の学習提案や、ミスの指摘が、法的なリスクを孕む時代になりました。その結果、本来必要な厳しい指導を控え、当たり障りのないコミュニケーションに終始してしまうケースも見受けられます。

しかし、医療の質を担保するためには、妥協できないラインが必ず存在します。労務管理の観点からは、指導内容を記録に残す、ルールを明確化する、といった事務的な対応はもちろん重要です。しかしそれ以上に、なぜその知識が必要なのか、なぜその技術を習得しなければならないのかという「目的」の共有を、これまで以上に丁寧に行う必要があります。

採用面接で見極めるべき「意思疎通」の真価

スタッフが入職した後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、採用時の見極めが特に重要です。スキルや経歴も大切ですが、それ以上に重視すべきは「対話ができるかどうか」という点です。

面談の場で、自分の意見を言語化できない、あるいは質問に対して意図を汲み取った回答が返ってこない場合、採用後の退職確率は高くなります。性格的な人見知りと、業務上のコミュニケーション能力の欠如は切り分けて考えなければなりません。

コンサルティングの現場でも、採用基準のブラッシュアップを推奨しています。以下のポイントを確認することが、ミスマッチを防ぐ一助となります。

自身の欠点を指摘された際に、どのような反応を示すか(過去のエピソードを確認する)
仕事以外の時間での学習について、どのような価値観を持っているか(価値観の不一致をあらかじめ確認する)
困ったときに、自分から周囲に助けを求めることができるか(報連相の素養があるか)

採用してみなければわからない部分は確かにありますが、面談での違和感を無視して「人手不足だから」と採用を決めてしまうことは、将来的なリスクを孕むほどの労務トラブルを招きかねません。

これからの医療機関に求められる組織作りと労務管理

コロナ禍を経て、人々の働き方や価値観は劇的に変化しました。周りと協調できない、あるいは自己の権利を優先しすぎる人材が増えているという嘆きは、多くの経営者が共有する悩みです。しかし、時代を巻き戻すことはできません。

これからのクリニック経営には、スタッフを「育てる」という情熱に加え、仕組みで「動かす」という合理的なアプローチが不可欠です。

1. 業務範囲の明確化とマニュアル化

「言わなくてもわかるだろう」は通用しません。どこまでが業務で、どこからが自己研鑽なのかを明確にし、必要であれば就業時間内に学習時間を組み込むなどの工夫が必要です。

2. 心理的安全性の確保とフィードバックの技術

注意されて固まってしまうスタッフに対しては、恐怖心を与えないフィードバックの技法(Iメッセージなど)を用いることが有効です。否定から入るのではなく、事実を伝え、どうすれば改善できるかを一緒に考える姿勢が求められます。

3. 組織の存在意義(パーパス)の浸透

単なる作業として医療を見るのではなく、自分たちの存在が地域(周辺の住民の方々)にどのような貢献をしているのかを語り続けることです。誇りを持って働ける環境は、世代を超えた共通のモチベーションになり得ます。

まとめ・・変化を受け入れ、強いチームを作るために

Z世代の影響は、今後さらに拡大していくでしょう。彼らの価値観を一方的に否定するのではなく、それを前提とした新しい経営スタイルを模索する時期に来ています。労務管理は、クリニックが存続する限り避けては通れない、そして正解のない課題です。

一人前になるのは、どの時代も簡単なことではありません。しかし、そのプロセスを支える方法論はアップデートされるべきです。スタッフの将来を真剣に考えるからこそ、時には厳しく、時には寄り添い、柔軟なリーダーシップを発揮していくことが、これからの医療現場を支える土台となります。

私たちは、現場の泥臭い悩みにも共に立ち向かい、院長先生が診療に専念できる環境作りを全力でサポートしなければなりません。スタッフ教育で行き詰まりを感じた際は、医業種交流会メビウスメンバーへご相談ください。

おはようございます。医業種交流会mebius部会です。「医療現場に押し寄せるZ世代の価値観と現場の戸惑い」その1近年、クリニック経営のご相談の中で、スタッフの労務管理に関する案件が急増しています。特にデジタルネイティブであり、ワークライフバ...
13/03/2026

おはようございます。医業種交流会mebius部会です。
「医療現場に押し寄せるZ世代の価値観と現場の戸惑い」その1

近年、クリニック経営のご相談の中で、スタッフの労務管理に関する案件が急増しています。特にデジタルネイティブであり、ワークライフバランスを何よりも重視するZ世代のスタッフが現場に入ることで、ベテラン層や院長先生との間に埋めがたい溝ができるケースが目立っています。

医療技術は日進月歩であり、プロフェッショナルとして現場に立つ以上、就業時間外であっても知識を補うための自己研鑽は「当たり前」だと考えられてきました。しかし、今の若い世代にとって、仕事とプライベートの境界線は非常に明確です。「仕事は仕事、私生活は私生活」という切り分けを徹底する彼らにとって、善意からの指導が時として重荷やストレスに感じられてしまうことがあります。

クリニックでも新人教育の進め方を見直さざるを得ない状況が出てきています。これまでは「背中を見て覚えろ」あるいは「足りない知識は自分で補え」というスタンスで通用していましたが、今ではそのアプローチ自体が離職の引き金になりかねません。世代間ギャップを単なるわがままと捉えるのではなく、時代背景の違いとして理解し、戦略的に向き合う必要があります。

ある新人スタッフの事例・・「家でまでやりたくない」という本音

あるクリニックでの事例です。医療技術者として入職した新卒のスタッフがいました。当初は人見知りが激しく、面談をしてもなかなか自分の考えを話してくれないタイプでしたが、半年ほど経ってようやく職場に馴染んできたように見えました。

しかし、仕事の面では課題が残っていました。覚えるのが遅いだけでなく、上司や先輩から注意を受けると、その場でフリーズしてしまい、言葉を失ってしまう傾向がありました。教育担当者はなんとか戦力にしようと考え、ステップアップのための課題を与えたのです。しかし、期限を過ぎても回答はなく、提出もされませんでした。

上司からの訴えで本人に確認したところ、返ってきた言葉は衝撃的なものでした。「家に帰ってまで、仕事の課題をやらなければならないのですか?」「それは私にとってストレスになります」という回答です。指導側は、本人が一人前になれるように、良かれと思って時間を割いて課題を作成していました。知識不足を補うためのサポートが、本人にとってはプライベートを侵害する苦痛な行為として受け取られていたのです。

このスタッフは「自分の考えのどこがいけないのか」という、至極当然な権利を主張しているような表情を浮かべていました。医療従事者として一人前になるための努力を、あくまで「業務の一環」としてのみ捉える姿勢に、どうすれば理解してもらえるのか混乱に陥りました。

「注意されると固まる」スタッフへの対応と指導の難しさ

注意を受けた際に、反論するでもなく、謝罪するでもなく、ただ「固まってしまう」という反応も、近年の若手スタッフに見られる傾向の一つです。これは心理学的な防衛反応の一種とも考えられますが、リアルタイムでの判断が求められる医療現場では、この沈黙が大きなリスクになります。

指導する側は、本人のプライドを傷つけないように、またパワハラと言われないように細心の注意を払っています。しかし、具体的な改善案を提示しても返事がない、あるいは課題を放置されるといった状況が続くと、周囲スタッフの負担も増大し、チーム全体の士気が低下してしまいます。

活気あるクリニックであっても、たった一人のスタッフとの意思疎通の不全が原因で、全体の雰囲気が停滞してしまうことは珍しくありません。「どうしたら育つのだろう」という悩みは、今や技術的な指導以前の、人間関係や価値観のすり合わせという非常に根深い問題へとシフトしています。

パワハラのリスクを恐れるあまり、指導が機能不全に陥るリスク
その2へ続く

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。医療コラム「成功と落とし穴 - 順調な経営の裏に潜むリスク」順調すぎると自信過剰になり、危機察知能力が低下します。自院だけ安全安泰ということはありません。落とし穴が必ずあります。...
09/03/2026

おはようございます。医業種交流会mebiusビジネス部会です。医療コラム「成功と落とし穴 - 順調な経営の裏に潜むリスク」順調すぎると自信過剰になり、危機察知能力が低下します。自院だけ安全安泰ということはありません。落とし穴が必ずあります。

開業初期の謙虚さを忘れない

開業後5年以内に所得が3000万円を超え、「成功した」と慢心してしまうことがあります。しかし、これから先何が起きるかわからないのに浮かれてはいけません。開業当初は、周りの意見に耳を傾け、低姿勢で患者中心の診療を心がけていたはずです。自信過剰になると患者を選別し始め、自分中心の診療に変わってしまうことがあります。

自信過剰がもたらす落とし穴
早く成功すると自信過剰になりがちです。取引業者へ強気な態度、要望を聞き入れずに取引停止をちらつかせるなど、横暴な振る舞いをしてしまうことがあります。自分の天下だと勘違いした行動が増えると、危機察知能力が低下します。

過剰な診療によるトラブル
強気な姿勢で検査や手術を勧めたり、診療報酬を上げる診療を行うと、患者トラブルや医療ミスにつながる可能性があります。

例えば、小児科で母親に「自己負担ゼロだから」検査を勧めたとします。その時はうまくいったように思えても、ママ友の間で「あのクリニックは儲けるために過剰な診療をしている」という噂が広がり、患者が減ってしまうことがあります。患者はきちんと評価しています。聞く耳を持たなければ、患者が減って初めて事の重大さに気づくでしょう。是正しようとしても、患者は簡単には戻りません。

患者から「要望通り診療してもらいたい」不満をぶつけられたり、医師の指示に不満を表す患者に対し「それなら他へ行ってもらってもいい」と言ってしまう態度や患者を選別するような診療は、トラブルに発展し口コミに繋がります。

「危なかった」と反省すればまだ良いですが「診たくない患者だった」「上手に切り抜けられた」と思うと同じことを繰り返します。普段と異なるトラブルが続いた時は自分にイエローカード、修正しなければ新たなトラブルを起こす確率は高くなります。

成功の陰で足元をすくわれるリスク
予想以上の成功で調子に乗れば、足元をすくわれます。周りの人を大切にしましょう。

スタッフへの高圧的な態度
患者が増え波に乗ると、スタッフにも厳しくなりがちです。より患者を増やすために、スタッフに能力向上を求め、思い通りに動かないと注意や叱責を繰り返すなど、パワハラ的な言動をしてしまうことがあります。「辞めたい」と言われれば「新たに採用すればいい」と安易に考えると「あのクリニックはよく人が辞める」「働きにくい」という噂が広まってしまいます。

突然、「辞めさせてほしい」「明日から出勤させなくていい」などと強引な対応をすることは、明らかにパワハラです。金銭で円満解決しようとしても「そこまで払いたくない」と減額を要求すればうまくいきません。スタッフ退職では、お互い事情があっても、円満退職を心がけなければ思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。

金銭での解決に頼る危険性
予想以上の成功を収めると、怖いものがなくなり、トラブルが発生することさえ考えなくなってしまうことがあります。何か起これば「お金で解決すればいい」と考えがちですが、そう簡単にはいきません。困った時ほど誰も助けてくれません。

業者との関係は、仕事を介して始まりますが、最後は人間性です。お金でつながっている間は我慢していても、見合わないことが続けば反発されることもあります。

長期的な成功のために
成功を長く続けるには、周りとの関係をどう維持していくかを考える必要があります。欲をかき過ぎれば必ず落とし穴にはまります。「自分は危機を避けることができる」「自分のために動いてくれる人がいる」「誰もが要望を聞きいれてくれる」「自分には運がある」と過信し始めると危ない兆候です。人の意見に耳を傾けることを決して忘れてはなりません。

時には耳に痛いアドバイスが必要な時があります。タイミングをみて話をすること大切です。

住所

中落合1-7-20/302
Shinjuku-ku, Tokyo
161-0032

営業時間

月曜日 09:00 - 17:00
火曜日 09:00 - 17:00
水曜日 09:00 - 17:00
木曜日 09:00 - 17:00
金曜日 09:00 - 17:00
土曜日 09:00 - 13:00

電話番号

+81369081838

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医療、介護に関わる方々との横のつながりを作ろうと平成23年3月8日にスタートした医業種交流会mebiusです。令和2年3月に10年を迎えました。これまでに東京、大阪を中心に医療や介護に関するセミナーや交流会、ビジネス部会等100回以上開催しております。東京、大阪ではメンバーによるビジネス部会も毎月開催しています。賀詞交歓会、納涼会、開業セミナー、医療介護経営に役立つ知識を得るディスカッション形式の少人数セミナーも企画開催しております。会費はセミナー等の参加費のみ。参加資格は医療介護に関係する仕事をされている方または医療介護に関わりを持ちたい方であれば自由に参加出来ます。