
12/03/2025
「兵庫からセラピードッグがやって来た!」
~5年越しの想いが実った嬉しい日~
「わんっ! わんっ!」何日も前から楽しみにわんちゃんの写真がついた手作り玩具を引っ張り、お散歩をする小さなこども達・・・。
当日は大興奮で歩き回り、わんちゃんとフラフープをくぐり?最後はわんちゃんと一緒にマットでゴロゴロ寝転ぶ1歳、2歳ちゃんの姿がありました。そして、付き添いのご家族は少しだけこどもと離れてわんちゃんと触れ合い、ご自身の時間を過ごしました。静かにわんちゃんの背中に触れ、ゆったり時が流れるお姉さんの時間、遠くのソファーからずっと様子を眺めるお兄さんの時間、それぞれの時間がありました。
小さなお子様から高校生まで、付き添っているご家族やスタッフ達ひとりひとりが柔らかい空気に包まれ、プレイルームに笑い声が響く一日でした。
当院では、2019年頃からセラピードッグの導入を検討しましたが、コロナ禍となり、対面での導入は実現しませんでした。しかし、オンラインイベントの形式を取り、日本レスキュー協会の犬達との交流を5年に渡り続け、「能登半島地震」後には実際に現地で活動した災害救助犬の様子を写真と共にご紹介いただき活動を継続してきました。
何も言わずにそっと寄り添ってくれる犬の存在は癒しとなり、また頑張る勇気を引き出し、心の支えとなることが期待されます。犬との時間は受け身になりがちなこども達がありのままの自分でいられる心の居場所を作ります。セラピードッグが持つ特別な力、そのぬくもりに触れる経験は他に代わる物のない癒しや安心をこども達の心に届けます。
「また会いたい!」という気持ちは明日への頑張りを支える効果が期待されます。
今回の開催を病院内での理解、支援の足掛かりとし、継続的なセラピードッグイベントの開催を目指していきたいと思います。
新しいチャレンジを見守り、支えてくださった小児科を超えた他部署、多職種の皆さまに感謝いたします。
子どもの療養環境に関するワーキンググループ
日本レスキュー協会について
https://www.japan-rescue.com/
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