
24/07/2025
【夏の食養生】
私たち鍼灸師は五行学説を大切にしています。
存在する全てを5つに分類します。さらにその関係性も学術化し施術に役立てています。
例えば季節は五季:春、長夏、秋、冬
感情は五志:怒、喜、思、憂、恐
感覚器は五官:目、舌、口、鼻、耳
“食”に関しては、
味は五味:酸、苦、甘、辛、鹹
酸→水分の出過ぎを抑える、筋肉を引き締める。梅、トマト
苦→体の熱を冷ます、炎症を抑える。オクラ、みょうが
甘→緊張の緩和、気血を補う。芋類、豆類
辛→不要なものを発散する、気血を巡らせる。大根、生姜、玉葱
鹹→しこり、滞りをほぐして散らす。塩、海苔、昆布
また食材には体を温めるもの、冷やすものという考え方があり、五性と言います。
食性は五性:熱、温、平、涼、寒
【夏の食養生】では、
体に溜まっている余熱を冷ます。
汗で失った水分を補い、乾燥を防ぐ。
【苦】、【辛】、【鹹】を意識すると良いでしょう。
冷たいお蕎麦を食べてきました。
具材は、
お茄子:甘/涼
パプリカ:甘/平
ズッキーニ:甘/寒
いんげん:甘/平
えび:鹹/温
お蕎麦:甘/寒
薬味に
大根:辛/涼
生姜:辛/温
香り、歯ごたえ、彩りを感じながら、
猛暑の中でも、大変美味しくいただけました。
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