
08/06/2025
【栃木県精神科診療所協会学術講演会で講演を行いました】
2025年5月22日、宇都宮マイステイズにてヴィアトリス製薬合同会社主催の「栃木県精神科診療所協会学術講演会」が開催されました。
講演では、当院の理事長がDPATの活動について講演させていただきました。
東日本大震災をきっかけに結成されたDPAT。
災害が多くなっている昨今、様々な被災地での活動が期待されるようになってきました。
今回の講演内容は、能登半島地震におけるDPATの具体的な活動内容についてです。
能登半島地震では、指揮所や避難所、調整本部で活動をさせていただき、それぞれの場所で求められる役割を果たしてきました。
実は、被災地では被災した方への介入が重要である一方、行政の職員などの支援者の支援も重要とされています。
被災地では、様々な情報が飛び交い現場が混乱してしまいます。多くの方が支援を必要とするため、現場は休む暇もありません。現場で活動する支援者は、被災者でありながら支援をしている状態なのです。
近年、このように現場で働く支援者への支援も注目されるようになってきており、DPATは“支援者支援”も行っています。
大平下病院では、災害精神医療にも力を入れ、来る災害に備えて活動をしています。
いつ、どのような災害が起こるかわからない日本において、有事に対する備えは重要です。
これからも大平下病院は、有事に備え、災害精神医療にも力を入れていきます。