13/03/2018
どうも俊成鍼灸整骨院です
http://toshinari-seikotsu.com
この頃、血圧関係の患者が多いような気がします
血圧が急に上がったり、逆に下がったり
何か季節性があるのかもしれないと考えて
患者さんの体表を観察していると気になる反応が出てました
(もちろん脈もみるのですが、今回はおいといて下さい)
東洋医学には五行論というものがあります
自然現象をずっと観察することにより発展してきた考え方で
全ての事象を五行に当てはめていくものです
基本は木・火・土・金・水の五つです
五臓だと肝・心・脾・肺・腎となります
方位だと東・南・中央・西・北となります(麻雀の並びにですねこれ)
色だと青・赤・黄・白・黒となります
方角で青龍・朱雀・白虎・玄武という表現をしますが、これも色と方角を見れば一目で意味が理解できますね
(中央は黄龍と言うようですが他の四つよりメジャーではありませんね)
朱雀門が南にあって色が赤いのはこの五行が関係しているからです
話は逸れましたが本題に、血圧が上がっている方は、肝木の気(かんもくのき)の反応が強いですね
実は今の季節は草花や木が強く成長する季節(花粉もそうです)ですから、
自分の身体の肝木の気も刺激されて上がっているのではないかと考えられたので、それに対する施術をしてみると
見事にその場で血圧が下がりました(写真撮っておけばよかったぁ)
血圧が下がっている方はどうでしょうか?体表観察するとやはり肝木の気の反応が強いです
しかし、同時に脾土の気が弱っていることに気づきました
病理を考えると肝木が強くなりすぎて脾土を押さえつけている状態でこれを木乗土と言います
この状態が血圧が下げているのではないかと考えました
これにそって施術をしてみると血圧は上がりました見事に!最初は85/41だったのが121/51になりました
これも写真を撮っておけば・・・
カルテに記載はあるのですが・・・
この木乗土という病理は、アレルギー疾患(花粉症)の病理でもあります
これを元に戻すような施術をすれば花粉症は改善の傾向を示します
ですが今の季節の花粉症は季節性が強いのできっちり治るはかなりの努力が必要です
他の季節の花粉症は自分の身体の変化だけなので今の季節にくらべかなり扱いやすいです
このように鍼灸にも病因や病理はあります
ただ痛いところに鍼灸をしていてはこんなことは出来ません
もちろん考え方にもよりますが
今回はかなり専門用語も出て難解かもしれませんが、読んでいただきありがとうございました
これを見ていただいて「こいつ訳わからないこと言ってるけど、一応何か考えがあるんだな」と思っていただけたらそれが一番です
それと鍼灸師の皆さん
東洋医学をやってみませんか?
せっかく鍼灸が使えるのに現在は鍼灸独自の技術と言っていい東洋医学を使えないなんてもったいなくありませんか?
~の疾患に効くツボを教えて下さいとかどの経穴で治したんですか?なんて馬鹿な質問をするより病因病理を学びませんか?
病理と身体の反応が施術すべき経穴を教えてくれますよ
この資格は一生勉強です
始めるのに早い遅いはありませんよ
俊成鍼灸整骨院 齊藤久幸
http://toshinari-seikotsu.com
豊中市曽根にある俊成鍼灸整骨院は、45年以上の実績を誇り、ぎっくり腰痛、骨折や脱臼、捻挫、打撲等の急性疾患から、脊柱管狭窄症、ヘルニア、足の痺れ、風邪、頻脈、高血圧、花粉症、不眠、婦人科疾患など、難治な....