15/02/2026
白菜1玉には、一冬分の「知恵」が詰まっている
白菜1玉は、冬の宝箱
先日のリアル和食シルバーコースでは、旬の『大根』と『白菜』を使いました。今回は『白菜』
寒くなると甘みが増して、グーンと美味しくなる
旬の味を思いっきり堪能してほしい
しみじみ美味しい煮物から、体が温まる鍋物
さっぱりした浅漬けまで バリエーション満載
以前、長野県の川上村から送ってもらった白菜を載せてます。
関西ではこんなに大きな白菜はスーパーでは見た事ない
白菜の漬物は、明治生まれの祖母から習ったつけ方で、冬になるとまとめて塩漬けをしていた
その後、昆布をたくさん入れて、本漬けした。美味しかったな〜
今回のレッスンでは少人数の家庭でも使い切れる調理方法をしました。
旬のおいしさを丸ごと味わう 『白菜』
特徴
1.白菜は水分が95%だが、残りの5%に詰まった栄養がすごい
2.部位ごとに「甘み」「食感」「旨味」が全く異なる
3.丸ごと買うのが一番経済的で、鮮度も保てる
4.外葉から芯まで、捨てるところはありません
白菜のルーツと意外な歴史
ルーツは
中国(華北)で誕生 英語名は「Chinese Cabbage」
歴史は
日本に入ってきたのは明治時代。意外にも普及して100年ちょっと
進化
日本の種苗技術で、今の「巻く白菜」へと改良された
最初は非結球タイプだったという
関西地方では『シロナ』があるので
それも調べてみたら
巻かないタイプの白菜と共に中国から伝わった『体菜』(たいさい)という野菜が自然に掛け合わさってできたと言われている
大阪天満付近で盛んに作られていたため『天満菜』(てんまな)とも呼ばれている
なるほど、お江戸では見かけなかったのはそういうことか(余談)
調理 日本の冬に欠かせない「精進料理」の代表格
体を整える「冬の万能薬」白菜のすごい「効果・効能」
主な栄養と効果
カリウム
塩分の排出を助け、むくみ解消
ビタミンC
風邪予防と美肌効果
食物繊維
腸内環境を整え、デトックス
イソチオシアネート
消化を助け、免疫力を高める
UMAMIの視点
なんといっても、低カロリーなのに「グルタミン酸(旨味成分)」が豊富
どんな肉と合わせても、とっても。美味しい
部位による使い分けの極意
部位別
おいしさを引き出す「切り方・火入れ」
外葉(緑の部分)
柔らかなこと、シャリシャリッとした芯の両方のおいしさが味わえます。
歯ごたえをきかして炒めものにしたり、
しっかりと火を通しても煮くずれないので、ロール白菜にも向いています
繊維が強く、味が濃い。油との相性が抜群
内葉(黄色い部分)
芯まで柔らかく甘みが強いので、特に
煮物や蒸し物にするとトロケルような口当たりになり、美味しいです。
新鮮なうちにサラダにしても最高
今回は、牡蠣と温野菜サラダにしました。
芯(白い部分)
最も旨味が凝縮している。じっくり加熱で甘みが爆発
芯は「繊維に沿って切る」か「断ち切る」かで食感が変わる
使い切りレシピ
?定番を極める「旨味の相乗効果」
【外葉】白菜と豚バラの重ね蒸し
使う部位 外葉〜中葉
作り方 豚肉と交互に重ねて、だしと酒だけで蒸し煮に
UMAMIの視点 豚肉のイノシン酸×白菜のグルタミン酸=旨味の爆弾
一言 調味料はポン酢だけ又は、柑橘果汁と塩で十分
? 芯が主役 白菜のステーキ・香ばし醤油 驚きの甘さを味わう
使う部位 芯(根元に近い部分)
作り方 芯を繋げたまま縦に切り、弱火でじっくり焼き色をつけるUMAMIの視点 加熱による「キャラメリゼ」で白菜の糖度を引き出す
一言 体にいい油を使ってね 一振りの塩もミネラル豊富な良いお塩を使って調理すると白菜のうま味が出てくる
?乳製品と溶け合う 【内葉】白菜と帆立のクリーム煮「冬の養生煮込み」使う部位 黄色い内葉
作り方 柔らかい葉をだしと牛乳(または豆乳)でトロトロに煮るUMAMIの視点 白菜の甘みがクリームのコクを深める
一言 体の芯から温まる 乳製品ダメなら 豆乳で作ってみて
?白菜の中華風サラダ 芯の「シャキシャキ」を楽しむ
使う部位 白い芯の部分(細切り)
作り方 繊維に沿って細切りにし、ごま油と塩、酢で和える
UMAMIの視点 生の芯はフルーツのような瑞々しさ
一言 おつまみにも最適なスピードメニュー
千切り唐辛子の上に熱いごま油をかけても良い
?【全部位】白菜の和風ポタージュ 旨味を余さず 究極の使い切り
使う部位 残った端材すべて
作り方 だしで少量で弱火でクタクタに煮てミキサーにかけ、白味噌(少量)で味を整える
UMAMIの視点 濾さずに丸ごといただくことで栄養を逃さない
一言 離乳食や介護食にもおすすめ
素材を「使い切る」という心の豊かさ
白菜1玉には、一冬分の「知恵」が詰まっている
こんなに、素晴らしい野菜を丸ごと買わないと損だと思う、
良く冷蔵庫に入らないと言われるが そのまま紙袋に入れてベランダに出していても冬場なら外気に
近い温度で十分日持ちする
季節を食べることは、自分を大切にすること
詳しくは http://ouchikaragenki.com/76318/?p=4604&fwType=fb