筑波大学整形外科

筑波大学整形外科 筑波大学整形外科の活動を発信していきます。

筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター(水戸協同病院)講師の奥脇駿先生の論文「Insufficient evaluation of S2 alar iliac screw malposition with the intraoperati...
21/11/2025

筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター(水戸協同病院)講師の奥脇駿先生の論文
「Insufficient evaluation of S2 alar iliac screw malposition with the intraoperative inlet view: utility of the obturator inlet and iliac oblique views」
が、2025年11月18日付けでAsian Spine Journalに掲載されました。
https://asianspinejournal.org/journal/view.php?number=1861

脊椎外科手術で普及しているS2 alar iliac screwという骨盤へのアンカー挿入において、術中の骨盤インレットビューの透視画像のみでスクリューの骨盤内逸脱を判定するのには限界がある、ということを示した内容です。

奥脇先生、おめでとうございます!

第50回日本足の外科学会2025年11月13日(木)・14日(金)の2日間、軽井沢プリンスホテルにて第50回日本足の外科学会学術集会が開催されました。本学会は1976年の足の外科研究会が発足してから第50回の節目の学会ということもあり、50...
17/11/2025

第50回日本足の外科学会
2025年11月13日(木)・14日(金)の2日間、軽井沢プリンスホテルにて第50回日本足の外科学会学術集会が開催されました。本学会は1976年の足の外科研究会が発足してから第50回の節目の学会ということもあり、50周年記念式典も開催されました。

本学・関連施設からは石井先生が座長を務められ、デジタルポスター発表4演題(田中先生/柳澤先生/大山先生/鈴木先生)の発表がありました。本会の会長を聖マリアンナ医科大学の原口先生が務められたこともあり、足関節後果骨折、シンデスモーシス損傷をはじめとした外傷から、変形性関節症、RAによる足部変形、外反母趾といった慢性疾患まで幅広い内容で活発な議論が交わされました。

学会期間中の不在期間にご対応頂いた各施設の先生方に御礼申しあげます。
今回得られた知見を日常診療に活かし、筑波大学足の外科グループとしてより発展していけるよう尽力していきたいと思います。

*集合写真には足の外科勉強会に参加いただいている名戸ヶ谷病院の倉茂 聡徳先生、小松整形外科医院の小松 史先生にも撮影に参加していただいております。

令和7年11月17日
文責:ひたちなか総合病院 整形外科 中村 聡

11月11日(火曜日)は本間康弘教授の初めての教授回診でした。夜には筑波大学附属病院整形外科として本間先生の大歓迎会を開催し、総勢60名近くの皆様にご参加いただきました。幹事の長澤圭吾先生が気合を入れて企画した「本間先生クイズ」はとても盛り...
13/11/2025

11月11日(火曜日)は本間康弘教授の初めての教授回診でした。
夜には筑波大学附属病院整形外科として本間先生の大歓迎会を開催し、総勢60名近くの皆様にご参加いただきました。幹事の長澤圭吾先生が気合を入れて企画した「本間先生クイズ」はとても盛り上がりました!

医局長 船山徹

AO Trauma/AO Recon Course - Comprehensive Periprosthetic Fracture Management of the Hip and Kneeが2025年11月6日-11月8日に名古屋プライ...
12/11/2025

AO Trauma/AO Recon Course - Comprehensive Periprosthetic Fracture Management of the Hip and Kneeが2025年11月6日-11月8日に名古屋プライムセントラルタワー、名古屋市立大学医学部桜山キャンパスで開催されました。

筑波大学から森田純一郎先生、中谷卓史先生、小出が参加しました。Facultyとして、国内からは澤口毅先生、伊藤雅之先生をはじめAO Trauma Japanの先生方、acute TKAのExpertである椎木栄一先生、Baba分類の提唱者である馬場智規先生、海外からはCarsten Perka先生、Karl Stoffel先生、Seung-Jae Lim先生、Lucian Bogdan Solomon先生に御指導いただきました。中でも、Carsten Perka先生は、同門の西野衆文先生の留学先であるCharité - University Medicine Berlinの教授であり、当教室ともゆかりのある先生です。人工関節周囲骨折に特化した国内初のAO Trauma/AO Recon合同のMasters Courseであり、参加者20名に対して11名のFacultyという非常に恵まれた貴重なCourseとなりました。

人工関節周囲骨折は、しばしば日常臨床において対応に苦慮します。講義では、基本的な分類から始まり、内固定や再置換術の適応、実践的なテクニック、ピットフォール、合併症の回避などを学びました。また、症例検討では、難治性骨折や再手術症例について、Facultyや参加者の先生方と議論することができ、非常に有意義でした。特に印象に残っていることは、人工関節周囲骨折は、高齢者が非常に多く、症例によって全身状態を考慮して適切な治療法を選択する必要があるということです。

Cadaverでは、股関節周囲の再置換として後柱プレート固定、Impaction Bone Grafting、Extended Trochanteric Osteotomy、Interprosthetic FractureとしてLocking Attachment PlateやPeriprosthetic Screwを用いたDFプレート固定、膝関節周囲の内固定としてLateral Washer Plateを用いた逆行性髄内釘固定、ダブルプレート固定の際の大腿骨遠位内側アプローチを行いました。国内外のExpertの先生方から御指導いただき、実際に手技を行うことで、より理解を深めることができました。

また、同時開催であったAO Trauma Masters Course - Complex Fracturesと合同で、AO Trauma Japan NightというReceptionが企画され、他医局の先生方との交流を深め、繋がりを持つことができ、非常に刺激を受けました。

人工関節周囲骨折は、関節外科と外傷外科が関わる分野であり、両者の連携が治療の質の向上につながると考えております。

開催期間の不在の中、業務対応をしてくださった先生方には感謝申し上げます。今回学んだ内容を活かして、今後の人工関節、外傷診療にあたっていきたいと思います。

文責:小出知輝

この度第59回日本側彎症学会で” 思春期特発性側弯症に対する装具治療中のQOL変化に影響を与える因子の検討” という内容で発表をさせていただき、最優秀演題賞を賜りました。また、同時に2026年2月に開催される Scoliosis Resea...
12/11/2025

この度第59回日本側彎症学会で” 思春期特発性側弯症に対する装具治療中のQOL変化に影響を与える因子の検討” という内容で発表をさせていただき、最優秀演題賞を賜りました。また、同時に2026年2月に開催される Scoliosis Research Society Asia Pacific Meeting で発表の機会をいただけることになりました。
本研究は思春期特発性側彎症患者の装具治療において、客観的装具装着時間を評価したうえでも、装具そのもののストレスがよりQOL に強く関連する可能性を示しました。研究は聖隷佐倉市民病院のデータから発表をさせていただき、小谷俊明先生に御指導いただきました。大変感謝申し上げます。また、側弯症の装具治療の研究を立ち上げていただいた朝田智之先生、日頃から側弯症専門外来を担当していただいている先生方、外来看護師やメディカルクラークの方々にも感謝申し上げます。
日頃からの外来での疑問が研究につながり、このように評価していただけたことを非常に嬉しく思います。今後とも、一人一人の患者さんと向き合いつつ、少しでも社会に役立つ研究を発信していけるように精進して参ります。

坂下 孝太郎

令和7年度第2回 脊柱靱帯骨化症研究班会議 開催報告令和7年11月7日(金)、筑波大学東京キャンパスにおいて、厚生労働科学研究費補助金「脊柱靭帯骨化症に関する調査研究」令和7年度第2回研究班会議を開催いたしました。本研究班は令和2年(202...
09/11/2025

令和7年度第2回 脊柱靱帯骨化症研究班会議 開催報告
令和7年11月7日(金)、筑波大学東京キャンパスにおいて、厚生労働科学研究費補助金「脊柱靭帯骨化症に関する調査研究」令和7年度第2回研究班会議を開催いたしました。
本研究班は令和2年(2020年)4月より山崎正志前教授が研究班長を務め、筑波大学整形外科が事務局を担当しております。今回の会議は、前期3年・後期3年の6年目にあたり、山崎班としては最後の研究班会議となりました。
本研究班では、患者会の皆様に研究協力者としてご参加いただき、患者主体で研究を立案・実施する Patient and Public Involvement(PPI)研究を推進してまいりました。また、日本整形外科学会全手術症例登録システム(JOANR)を活用したレジストリ登録システムを構築・運用し、症例の蓄積を進めるとともに、多施設共同研究を通じてエビデンスの構築を進めております。今回の会議では、これまでの成果報告が行われ、活発な意見交換がなされました。
会の終盤には花束の贈呈が行われ、山崎班としての最後の研究班会議を盛会のうちに終えることができました。
本会の開催に際し、不在中にご協力を賜りました病院関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

高橋宏

第36回日本臨床スポーツ医学会学術集会 参加報告2025年11月2日、3日に幕張メッセ国際会議場にて開催されました、第36回日本臨床スポーツ医学会学術集会に参加して参りましたのでご報告いたします。本学会は、整形外科医に限らず、現場でのリハビ...
04/11/2025

第36回日本臨床スポーツ医学会学術集会 参加報告

2025年11月2日、3日に幕張メッセ国際会議場にて開催されました、第36回日本臨床スポーツ医学会学術集会に参加して参りましたのでご報告いたします。

本学会は、整形外科医に限らず、現場でのリハビリを担当する理学療法士やトレーナー等による発表が多数あるのが特徴です。非常にレベルの高い研究・発表を行っており、参加者のスポーツに対する熱い思いを垣間見ることができました。
筑波大学整形外科からは、奥脇 透先生(座長)、金岡 恒治先生(座長/シンポジウム)、
坂根 正孝先生(座長)、鎌田 浩史先生(座長/市民公開講座司会/シンポジウム/ポスター)、半谷 美夏先生(座長/シンポジウム)、西野 衆文先生(座長)、小川 健先生(シンポジウム)、御園生 剛先生(座長)、辰村 正紀先生(座長/シンポジウム)、大西 信三先生(シンポジウム)、井汲 彰先生(シンポジウム/口演)、田中 健太先生(座長)、西田 雄亮先生(シンポジウム/口演)、照屋 翔太郎先生(口演)、松浦 智史先生(口演)、鈴 智美先生(口演)、浅井 玲央先生(口演)、川瀬 宙夢先生(口演)、片平(口演)が発表いたしました。
研修医として水戸協同病院の上月 一輝先生(口演)、中塚 遼先生(口演)が発表し、筑波大学医学群医学類6年生の倉本 哲央先生(口演)も発表してくれました。
また、関連病院である水戸協同病院リハビリテーション部より多数の発表をしてくださりました。

私自身も一般演題で発表させていただきました。初の学会発表であり、口演の難しさ、会場の雰囲気、質疑応答に惑わされ、準備通りにはいかず、少し悔しい思いが残りました。指導してくださった先生方のご尽力もあり、発表することができました。ご指導いただいた先生方、ありがとうございました。今後もスポーツ医学・整形外科に貢献できるように日々の研鑽を続けようと思います。

今回の学会参加にともない、快く送り出してくださった病院の先生方、ご指導いただいた先生方に改めて御礼申し上げまして、学会参加報告といたします。
令和7年11月3日 
文責:片平健

2025年11月1日、本間康弘先生が筑波大学整形外科の第5代教授として着任されました。初日となる今朝のスタッフミーティングにて就任挨拶がありました。スローガンは"Imagine the future, and contribute to t...
04/11/2025

2025年11月1日、本間康弘先生が筑波大学整形外科の第5代教授として着任されました。
初日となる今朝のスタッフミーティングにて就任挨拶がありました。

スローガンは
"Imagine the future, and contribute to the future"

今後は本間先生を中心に筑波大学整形外科教室のさらなる発展を期して参ります。

医局長 船山徹

学会報告 10月30日から11月1日に千葉県千葉市幕張メッセにて開催された、Spine Week Japan 2025(以下SWJ2025)に参加したため、ご報告いたします。 SWJは脊椎関連7学会(日本側彎症学会、日本脊椎インストゥルメン...
03/11/2025

学会報告
 10月30日から11月1日に千葉県千葉市幕張メッセにて開催された、Spine Week Japan 2025(以下SWJ2025)に参加したため、ご報告いたします。
 SWJは脊椎関連7学会(日本側彎症学会、日本脊椎インストゥルメンテーション学会、日本低侵襲脊椎外科学会学術集会、最小侵襲脊椎治療学会、日本成人脊柱変形学会、日本脊椎前方側方侵入手術学会、BioSpine Japan 研究会)が一堂に会する合同学会で、今回は記念すべき第1回目となります。
 JSISのKumu-Cloward lectureとしていちはら病院の山崎正志先生が「私が経験してきた脊椎外科-先輩からの教え・後輩に伝えたいこと-」と題し、これまでの多方面における経験やご活躍、そして未来に向けたとても力強いメッセージを込めたご発表をされました。(写真1)
また、筑波大学及び関連施設として國府田正雄先生、朝田智之先生、小方陽介先生がシンポジウムで計4演題の発表があった他、パネルディスカッションや主題をはじめとして同門から計32演題と大変多くの発表があり、座長についても5名の先生が務められました。
特に、JSSの最優秀演題賞に坂下孝太郎先生の「思春期特発性側弯症に対する装具治療中のQOL変化に影響を与える因子の検討」が選ばれ、全体懇親会にて表彰されました。(写真2,3)
合同学会ということもあり、さまざまな視点を持った脊椎外科医が集うことで、大変活発な議論の数々が行われていました。自身の常識を前向きに見直すことができ、とても充実した3日間でした。
 学会参加に際して、ご協力いただいた各施設関係者の方々に感謝申し上げます。
文責:筑波大学附属病院 長澤圭吾

学会報告 -EUROSPINE 2025 Annual Meeting-2025年10月22日~24日の日程でヨーロッパの主要な脊椎学会のひとつであるEUROSPINE2025がデンマークのコペンハーゲンにて行われました。筑波大学および関連...
29/10/2025

学会報告 -EUROSPINE 2025 Annual Meeting-
2025年10月22日~24日の日程でヨーロッパの主要な脊椎学会のひとつであるEUROSPINE2025がデンマークのコペンハーゲンにて行われました。
筑波大学および関連施設からは、筆頭演者としてHSSから朝田先生(口演×4、E-poster×3)、沼津市立から角南先生(口演×1)、総合守谷第一から椎名先生(E-poster×1)、大学から三浦先生(E-poster×1)、中川(E-poster×1)が参加し5人で計11演題となりました。特に口演は採択率9%、その中でも選ばれた演者によるblue stageという一番大きなステージでの朝田先生、角南先生の発表があり、日本の学会とはまた異なるテイストの発表スタイルでの堂々とされたお二人の英語のプレゼンテーションおよびグループディスカッションに感銘を受け、大変刺激になりました。
10月のコペンハーゲンはさすがの北欧でつくばよりも2段階くらい寒く、雨風が強い日は体感温度0度近い日もありつくばの真冬に近い印象でした。
この場を借りて関連する先生方には学会参加にご理解いただきまして感謝申し上げます。今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

文責:大学院3年 中川隆嶺

【学会報告】第52回日本股関節学会学術集会2025年10月24日(金)・25日(土)の2日間、海峡メッセ下関および下関市生涯学習プラザにて第52回日本股関節学会学術集会が開催されました。本会のテーマは吉田松陰ゆかりの「尋思推究」。一つの事象...
27/10/2025

【学会報告】
第52回日本股関節学会学術集会
2025年10月24日(金)・25日(土)の2日間、海峡メッセ下関および下関市生涯学習プラザにて第52回日本股関節学会学術集会が開催されました。
本会のテーマは吉田松陰ゆかりの「尋思推究」。一つの事象から本質を推し量り、周囲へと考察を広げていくという理念のもと、活発な議論が交わされました。
本学・関連施設からは、座長2セッション(三島先生・西野先生)、口演5演題(和田先生/中谷先生/安永/相馬先生/大西先生)、ポスター2演題(渡邊先生/西浦先生)の発表があり、初の学会発表となった大西先生も堂々と発表されました。
近年進歩を遂げているナビやロボを含むCAOSの臨床実装が一段と進んでいる点が印象に残りました。
また、同門会では下関名物のふぐを堪能しながら親睦を深めました。
学会期間中の不在対応にご協力くださった先生方に心より御礼申し上げます。今回得られた知見を日常診療と研究へ還元できるよう、よりいっそう研鑽を重ねてまいります。
大学院3年 安永将太

住所

天久保2-1/1
Tsukuba-shi, Ibaraki
305-8576

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