
11/07/2025
店の前でおしっこをしてしまった盲導犬…店主の心温まる一言に誰もが胸を打たれた
とある地下街で繰り広げられた心温まる光景が、多くの人々の胸を熱くしています。
台北中央駅近くの地下街で、ラジオパーソナリティの張宏林(チャン・ホンリン)さんが目撃したある光景がSNSで拡散され、大きな話題となりました。当時、張さんが地下街のある店の前を通りかかったとき、予期せぬ出来事に遭遇したのです。
店の入り口で、一頭の盲導犬が突然粗相(そそう)をしてしまったのです。よほど切羽詰まっていたのか、盲導犬はこらえきれずにその場でおしっこをしてしまいました。問題は、そこが営業中の店の入り口だったということです。
しかし、驚くべきはその後の店主の対応でした。突然の出来事に動揺してもおかしくない状況でしたが、店主は全く怒るそぶりを見せませんでした。それどころか、床に顔をうずめ、まるで自分を責めているかのような盲導犬を優しくなだめ、「大丈夫だよ」と声をかけたのです。
店主は静かに新聞紙を持ってきておしっこを拭き取り、通行人が踏んでしまわないよう、その場所を新聞紙で覆っておく配慮まで見せました。さらに、盲導犬のハンドラー(使用者)には「私が片付けますから、大丈夫ですよ」と淡々と伝え、嫌な顔一つせず状況を収めたそうです。
この心温まるエピソードは現地のメディアでも報じられ、ネット上でも瞬く間に拡散。数多くのネットユーザーの心を打ちました。
この話に触れたネットユーザーからは、
「こういう方がいるから、世の中まだ捨てたもんじゃないですね」
「そのお心遣いに感謝します」
「本当に感動的な話だ」
「しょんぼりしている盲導犬の表情が、見ていて切なくなる」
など、温かいコメントが寄せられています。
ささいな出来事だったかもしれませんが、そこに現れた思いやりと温かい心は、多くの人々に深い感銘を与えました。誰かにとって、その日一番の癒やしとなる物語だったかもしれません。