01/07/2022
【フォアフット(つま先)着地でふくらはぎが痛くなる理由と対策】「効率の良いランニングフォームを身につけるためには、フォアフット(つま先)で着地した方がいい」
もっとタイムを伸ばしたい、速く走れるようになりたいと意欲的になってらっしゃるランナーにとって「フォアフット着地」は、身につけたいランニングスキルの一つではないでしょうか。
多くのトップランナーはフォアフットで着地しているように見えるし、知り合いのランナーがフォアフット着地に取り組み始めてタイムを縮めようものなら、あなたもなかなか無視することができないでしょう。
結論から先にお話すると、僕の「鍼灸マッサージ師としての体に対する専門知識」からしても、「ランニングコーチとして多くのランナーの自己記録更新をサポートしてきた経験」からしても、そして「自身が裸足でフルマラソンを2時間45分で走った経験」からしても、フォアフットでの着地には大きなメリットがあることは間違いありません。
しかし・・・
「フォアフット着地を意識しすぎて、タイムが縮むどころか、ふくらはぎを痛めてしまった」という方が多数いらっしゃるのもまた、事実です。
なぜ、同じようにフォアフット着地に取り組んだのに、マラソンの自己ベストが出せる方がいる一方で、ふくらはぎを痛めてしまう方も出てきてしまうのでしょうか?
今回は「フォアフット着地でふくらはぎが痛くなる理由と対策」について、ゼロベースな視点でお話していきます。
■フォアフット着地は怪我を防ぐことができる
そもそもなぜ、フォアフットで着地した方が良いんでしょうか?ここでフォアフット着地のメリットを2つの側面から整理してみましょう。
まず1つめのメリットとして挙げられるのが「着地の衝撃を和らげる」です。
ランナーの多くは、踵から着地しながら走っています(ヒール着地)。このことに関して、おそらく大部分のランナーには違和感がないでしょう。
しかし、あなたも経験があるかもしれませんが、体育館のように硬い床面を裸足で走ることを想像してみましょう。シューズを履いている時と同じように、踵からドスンと着地するでしょうか?おそらく、しないはずです。
その理由はカンタン。踵で着地すると、痛いからです。
踵は「踵骨」という一つの骨で構成されていますので、その骨だけで衝撃を吸収することができません。
では、僕たちは裸足で体育館を走ることができないんでしょうか?答えはノーですよね?誰だって裸足で体育館を走ることができます。
なぜなら僕たちの足には、踵骨を含む26個の骨が作る関節によって衝撃を吸収する、見事なシステムが搭載されているからです。
ただし、そのシステムを最大限に活用するには、フォアフットで着地することが条件となります。
※ミッドフットで着地することに関してはまた改めてお話しします
例えば、縄跳びをしている場面を想像してみましょう。
「縄跳び」という運動を少し具体的に表現すると、「回した縄に引っかからないように、上下方向にジャンプ動作を繰り返す運動」ですよね?
では、縄跳びしているときに、あなたはどのように着地しているでしょうか?
おそらく99.99%の方はフォアフットで着地しているはずです。
ただ、あなたは縄跳びを誰かに教わった時に「フォアフットで着地しなさいよ」と教えられましたか?
おそらく、そんなこと言われなくても自然とフォアフットで着地していたはずです。
なぜなら、フォアフットで着地した方が重力による落下の衝撃を和らげることを、本能的にわかっているから。
仮に、縄跳びしながら踵で着地しているイメージを想像してみましょう。膝、股関節、腰、背骨、そして脳に大きな衝撃を受けることが容易に想像できるはずです。
このように、フォアフットで着地することによって重力による落下の衝撃を分散させ、着地の衝撃を和らげることができるんですね。
■重力による落下の力を前進力に変換することができる
ここでなぜ縄跳びを例に出したかというと、縄跳びもランニングも「重力による落下の力を活用した運動」という共通点があるからなんですね。
先述したように、ほとんどの方が縄跳びするときはフォアフットで着地します。ただこれは着地の衝撃を和らげるためだけでなく、次の動作への布石にもなっています。
つまり、フォアフットで着地することで足のバネをうまく活用することができる、ということも、僕たちは本能的にわかっているから、フォアフットで着地するんです。
仮に、縄跳びする時に踵で着地したとしましょう。この時って、着地の衝撃をモロに受けるだけではなく、次のジャンプ動作への繋がりが途絶えますよね?つまり、踵で着地すると、その後スムースにジャンプできません。
僕たちが連続して縄跳びできるのは、フォアフットで着地することによって、重力による落下の力を次のジャンプの力に変換しているからです。
この仕組みを、そのままランニングに応用するわけですね。
縄跳びの場合は上下方向の運動ですが、ランニングの場合はこの落下の力をいかに前方向への力に変換できるか?がポイント。
この「落下の力」はすごく大きな力ですので、活用しない手はありません。
■フォアフット着地でふくらはぎを痛めてしまう方の特徴
このように、僕たちのランニングにとって大きなメリットがある「フォアフット着地」ですが、これによってふくらはぎや足底、アキレス腱などを痛めてしまう方がいらっしゃるのも事実です。
そのような方の特徴として、よくある3つの例をピックアップしてみます。
まず1つ目の特徴は・・・
▶︎続きはコラムにて
「効率の良いランニングフォームを身につけるためには、フォアフット(つま先)で着地した方がいい」もっとタイムを伸ばしたい、速く走れるようになりたいと意欲的になってらっしゃるランナーにとって「フォアフット...