31/12/2021
【密から個へ】
極度の緊迫から始まった年の始まりは
突然の瓦解とも言えるほどの
いきなりの緩和政策へと、
目まぐるしく変化したこの年。
全ての事象は、
その粘膜の上に本当にいるかどうかもわからない、
綿棒に絡め取られたウイルスと名の付く
見えない「モノ」と
単なる「数字」に翻弄された。
目の前に爆弾を落とされた事もない、
飛び交う銃弾を掻い潜る、生死を別つ戦火も知らない私達の世代のこの奔走劇を、
火中を抜けた先祖先輩方はどのように見たのだろうか。
科学の進歩とは、知らぬことを知るにある。
研究者は日夜その机上で
知らなかったことを知るための
さまざまな検証を繰り返している。
そこに費やされた人生の莫大な時間と
得られた叡智によって、救われる命もある。
しかしながら「知ってしまった」事により、
そこから始まる呪鎖のような、
魑魅魍魎の幕を開けてしまう事もあるのだろう。
まさにパンドラの箱である。
しかし箱から飛び出てきたのは
「ウイルス」なんてものではない。
人々の悲喜劇をコミカルに描いた
単なる『脚本』だった。
そんな風に感じた。
これから先の時代は個々の心と体の精錬。
「病を恐れる」という悲劇の脚中に従うのではなく、
「生きる」という意志を個のアドリブで演じ切る
勇気を持って過ごす事が最善である
そう確信した。
密に身を置いていると、
どうしてもSNSシアター
あるいはTVシアターの劇中の、
派手な演者に合わせて演じなくてはならない。
密から個へ。
新たな心の在り方を知る
良い年となった。
今年は多くの方々と
真の心の紡ぎを沢山知る幸せを頂きました。
心より御礼申し上げます。
また新たな門出となる新年も
何卒よろしくお願い申し上げます。
どうぞお健やかに
良いお年をお迎えください。