15/10/2025
個展『The Art of Coliving』 台湾・台北で開催中 🇹🇼
台北・boven magazine library .boven での展示『The Art of Coliving』がスタートしました。
AMIGO HOUSEとしても、そして僕自身にとっても初めての海外展示です。
はじめてやる個展、さらに宿屋が、お店を飛び出して何をどう伝えればいいのか、正直手探りなことだらけでしたが、bovenの周年の書籍からインスピレーションを受けて、これまでAMIGO HOUSEで見てきた風景や、自分自身のキャリア・考え、逗子の町やアミーゴやCINEMA CARAVANというチームなど、今の自分を形づくる要素を棚卸しする機会になりました。
展示に限らず、来る人との出会いもまた、AMIGO HOUSEらしい体験。
いつも逗子に呼んでいる大雅さんの料理や整体、地元の美味しいお酒やご飯、さらには日本や海外から急遽駆けつけてくれた人たち、上の階で展示していた チームや 、何度も逗子に来てくれている台湾在住のデジタルノマドや、台湾ローカルの方々まで。
日頃、AMIGO HOUSEで起きている “人と人が交わる瞬間”、”新しいアイデアや感性を生み出す時間” が、そのまま台北でも自然に生まれていて、もうここは逗子なんじゃないかと思うような時間になりました。
”coliving”という場の本質—国や文化を越えて「共に生きる」—を表現することができたのでは思います。
展示は今月末まで開催中です。
もし台北にいる方がいたら、ぜひ足を運んでみてください。
📍boven magazine library(B1F)
🗓️ 会期:〜10月31日(金)まで
⏰ 10:00〜21:00 入場無料
代表のSpencerの紹介文がとても素敵なので、和訳を載せておきます。
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「僕は、初めてbovenに足を踏み入れたあの日を、永遠に忘れない。“私たちは同じ種の人たちだ”という直感を感じたからだ」—— AMIGO HOUSE代表のAkiraさんは、展覧会の前文でそう綴っている。
僕たちも忘れられない。
初めて君がbovenに入ってきたその瞬間、一瞬で響き合ったあの感覚。共有空間を運営する熱意の似通い、君の瞳に灯る輝き、天真爛漫な生気。
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トークイベントでは、AMIGO HOUSEが設立された契機や、道中遭遇した困難の数々も語られた。挫けそうになったこともあったが、それを越えて進ませたのは、「異なる人生をここにひとつに集められる場所がある」という信念—つまり「colive=共居」の理念だった。
「AMIGO」チームのユニークな点は、この空間が個人ごとに独立して運営されていること。それでもなお、「AMIGO」という共通の名前のもと、同じ価値観と世界観を共有している。まるでひとつの文化と資源のネットワークのようだ。このような組織形態は、日本でも、世界のどこでも、非常に稀なのではないかと思う。
Akiraさんは「Right place, right time(適切な場所に適切なタイミングで現れる)」という言葉がとても好きだという。来訪する人にとっても、ちょうど来るべき時にここを訪れ、会うべき人に出会う…そんな場所がAMIGO HOUSEになっていると信じている。
今回の展示は偶然の縁から生まれ、共通の価値観と行動力によって実現した。僕たちも、しかるべき場所で、出会うべき人と出会えた。だからこそ、AMIGO HOUSEの面白さを、もっと多くの人に伝えたい。
・日本の海辺の町、逗子。
そこに佇む、年月の風合いをまとった古民家を改装した宿――AMIGO HOUSE。
台北には、雑誌を窓口に世界につながる場がある —— boven magazine Library。
雑誌という窓を介して、たくさんの創造とインスピレーションを紡ぐ場所。
生活という場として、異国からの旅人を自在に迎え、交わる場。
この写真と言葉の展示は、単なる二空間の呼応にとどまらない、国境を超えた文化交流でもある。
共有する雰囲気の中で、物語や暮らし、インスピレーションが重なって、人と世界をつなぐ“ふたつの扉”となることを願って。