16/11/2025
2025年度FDP臨床研究会 第7回例会 令和7年11月15日(土)
令和7年11月15日(土)に2025年度FDP臨床研究会第7回例会をタカラベルモント・TB-SQUARE osaka内 3階フレキシブルセミナールームにて行いました。
🖊️ 座長は久保裕睦先生、演者は乾慎太郎先生•小松啓之先生•吉井一真先生の3人の先生による発表でした。
🦷(乾先生)
「初めてのフルマウスを振り返って」
全顎的治療では、抜歯後や最終補綴物が入った状態を術前に具体的にイメージすることが重要だが、経験の浅い歯科医師には難しいことが多い。そのため治療途中の口腔内・顔貌写真を用いて客観的に見直し、治療ゴールの軌道修正を行うことが不可欠である。乾先生にとって初めてフルマウス症例を経験されたことももちろん、そのケースをまとめ、プレゼンテーションを行ったことも非常に大きな経験になったことでしょう。素晴らしい発表でした。
🦷(小松先生)
「補綴修復治療における抜歯即時インプラントの有用性」
現代のインプラント治療は、天然歯に近い審美性と十分な咀嚼機能の回復が可能となり、治療成績は大きく向上してきた。バイオロジーの進歩が長期予後を支える中、汎用性の高い鏡面加工のティッシュレベル、審美領域に必須のPSを備えたボーンレベルといった各インプラントの特徴、理解が重要である。補綴修復治療における抜歯即時埋入の優位性を自身のCASEを交えて発表いただき会員にレクチャーしていただきました。
🦷(吉井先生)
「根尖病変に対し、MTAセメントを用いて根管充填を行い審美補綴を行った一症例」
MTA セメントの普及により歯の保存性が向上する中、比較的若年者の根尖病変に対して MTA を用いた根管充填を行い、歯周組織と調和する支台歯形成を経て審美補綴を装着した症例をプレゼンして頂きました。
吉井先生はまだ臨床8年目ですが、良きメンターに巡り合い様々なセミナーを受講され、素直に真摯に学ぶ姿勢を持ち、一つ一つできる治療オプションを着実に増やしていることが分かる素晴らしい発表でした。これからの活躍が期待されること間違いないと感じました。
次回は12月13日(土)で2025年度第8回例会となります。
座長は高田秋介先生 発表は市川雄一先生•久保裕睦先生•長谷川昌孝先生の3人となります。是非、ご参加宜しくお願い致します😌